MEO対策は意味ない？詐欺や悪質業者を見分けて自分で少しやる方法

「MEO対策はやっても意味ない、効果ない」と言う方も。特に悪質な業者に依頼してしまう詐欺被害が深刻で、多くの店舗オーナーが不安を抱えています。

MEO対策の正しい理解は、詐欺・成果ゼロや、違反リスクを避けるために重要です。

「SEOに強いホームページ制作業者」が突然、MEO対策コンサルも売り込む例も。

MEO専業ではない私が、本記事をあえて書く理由は「MEO対策だけで、Web集客は完了」と考えている方への理解推進を兼ねるからです。

この記事では、甘い営業トークで近づく悪質なMEO対策業者の見分け方から、初心者の方でも悪質な業者に頼らず自分で簡単に集客力を高める基本の方法までわかりやすく解説します。

[広告つき記事]

MEO対策とは？簡単にわかりやすく解説！
1. MEOとSEOの違い
2. MEOとローカルSEO(地名検索)の違い
「MEO対策は意味ない」の建前と本音７つ
MEO対策は詐欺？悪質な地域密着SEOって
1. MEO対策は詐欺かマーケティングか？
2. MEO対策は詐欺じゃないけど集客が限られる
MEO対策が意味ない！ではなく運営代行を依頼するメリットは少なめ
悪質なMEO詐欺が好む、営業トークの特徴
悪質な業者に頼らず、MEO対策効果を自分で上げる方法
悪質なMEO対策業者を避けるポイントを抑えて、自分でもやらない。

MEO対策とは？簡単にわかりやすく解説！

MEO対策（Map Engine Optimization）とは、Googleマップ(ビジネスプロフィール)などの地図サービスで自社や店舗を上位に表示させるための最適化手法を意味します。地域密着型のビジネスにとって非常に重要な集客手段となります。

検索結果に自社の店舗情報が高い順位で表示されることで、多くの顧客が店舗を見つけやすくなり、来店数が増加する効果が期待できます。

MEOとSEOの違い

SEOとMEOは包含関係です。さまざまな検索エンジンの上位表示対策がSEOで、そのうちGoogleビジネスプロフィールに特化した検索性の向上をMEOと呼びます。

MEOとローカルSEO(地名検索)の違い

MEO対策は、地元向けのWebマーケティング戦略「ローカルSEO」の一種です。

ローカルSEOは地域や地名を含んだ検索キーワードで、Googleで上位表示するようなイメージが強いのに対し、MEOはどちらかというと、Googleマップなど地図アプリに関わる施策を表します。

「MEO対策は意味ない」の建前と本音７つ

「MEO対策は意味ない」って、どこまで本当？真相に迫り、MEO対策の意味を最大限に引き出す方法を紹介します。

建前「正しいMEOには意味あるよ〜」

正しい知識でMEO対策すれば、意味やメリットが得られます。

本音「成果を過度に期待」

後述するとおり、MEO対策は、マーケティングやビジネス全体からすると、得られる効果や意味はわずかです。

無料で手軽な点や、なんとなく集客がすごそう、とか、MEO業者の甘言に釣られて過度な期待をしたら、「あまりやる意味なかった」との思いが高まりやすいでしょう。

競合他社を調査し、MEOをどう活用しているか、説明文や店名、強みの傾向を把握します。

MEO対策だけで集客すると失敗しやすい！！

Googleビジネスプロフィールだけを見て来店してくれる人はごくわずかです。

現代人はホームページの内容や印象、Google検索、SNSを駆使してリアルな口コミや品質、世界観を判断しています。

何かの情報をちょろっと見た程度で信じてくれるのは、情弱層まで。余暇に使える予算も減って慎重になりますしね。

なので、MEO対策以外の価値や運用レベルを上げることも軽視できません。

Googleビジネスプロフィールの情報が不足している

MEO対策の効果がなくなる理由の一つは、Googleビジネスプロフィールに書く情報不足です。

店舗の名前、住所、連絡先などの基本情報が正確に書けなかったり、最新の情報に更新されていない場合、信頼性が低下し、検索順位が上がらない原因となります。

正確な情報を徹底して入力し、写真や口コミを充実させることが重要です。

低品質コンテンツ/ホームページ

ホームページの品質や関連度も侮れません。魅力の高い自社ホームページを用意することと、ページタイトルや説明にきちんと狙いたいキーワードを入れることが最初の対策です。

副産物として、来店客がより口コミしたくなったり、コミュニティが育つ好循環が考えられます。

悪質なMEO対策業者に依頼してしまった

MEO対策を業者に依頼する際、悪質な業者に当たると逆効果で、Googleからペナルティも食らい、詐欺被害に遭う可能性もあります。

お金をかけても、効果的な対策を行わず、結果的に検索順位が上がらないケースが多いです。

まっとうな業者を選ぶためには、基礎知識と口コミや評判を多方面で考えたうえで企業を選ぶことが重要です。

口コミ・評価が悪い

Googleビジネスプロフィールで否定的なレビューが多いと、店舗のイメージが悪化し、検索順位にも悪影響です。

悪意のない否定的な口コミには、問題を解決する姿勢を見せ、信頼回復を図りましょう。また、良い口コミを増やす努力も必要です。

MEO対策は詐欺？悪質な地域密着SEOって

悪質な業者による詐欺は怖いですが、そもそもMEO対策は詐欺なのか？ブラック・ホワイトの判断ポイントを解説します。

MEO対策は詐欺かマーケティングか？

MEO対策は正当なSEO手法であり、正しく実行されれば効果的です。

しかし、悪質な業者だと詐欺的な手法で高額な料金を請求されます。例えば、虚偽の口コミを増やす、無意味なキーワードを羅列するなど、短期効果を謳って依頼を引き受ける業者には注意ください。

MEO対策は詐欺じゃないけど集客が限られる

店舗ならMEO対策さえすれば、高額なホームページ制作や大変なブログ要らない？

MEO対策そのものは詐欺ではないけど、非常に効果の限定されたSEO対策です。

SEO詐欺と同様、MEO対策は頑張っても「Googleマップ情報だけで来店する、地域の顕在顧客向け」の集客。

PR費用は下げられますが、ブランド力/集客力を上げたり、GoogleMap登録したけどうまく行かないなら、他のマーケティングも併用がオススメです。

MEO対策が意味ない！ではなく運営代行を依頼するメリットは少なめ

MEO対策はできることも少なく、本当は有料で設定・運営代行とかしてもらうほどでもないのかなー？？と思っている派。

でも、「MEO対策できます」と業者が近づいてきたら調べる・やってみるのを投げ出してしまう依頼側も問題です。

さらに、自己流で学んでやっても、あまり理解を深められないのかもしれないですが……。

MEO対策の有料依頼メリット

自分でやる勉強量を減らせる
多少の時間ができる

MEO対策の有料依頼デメリット

勉強不足で情報格差を利用される
SEO対策を自分でやるなら、実はMEOと似たような知識を学ぶ必要がある

悪質なMEO詐欺が好む、営業トークの特徴

MEO対策を依頼するなら、悪質な業者による詐欺に注意が必要です。

グーグルマップをチェックすると【ひどいMEO違反行為】が超多い…。

SEO・MEO知識が低い人は、業者に関わらない方が。

騙されないため押さえておくべき、悪質なMEO対策詐欺会社の巧妙な営業トークや、やりがちな施策の特徴を紹介します。

自社でも違法なMEO対策はNGです。MEOもSEOも、ズルしてもバレます。

検索順位の保証

MEO対策では、検索順位を完全に保証することはどんなMEO業者にもできません。

Googleのアルゴリズムは非公開で複雑な上、頻繁に変更されるからです。

口コミ保証は「虚偽の口コミ」

「良い口コミを必ずたくさん掲載します」というトークもよく見られます。

Googleマップ(ビジネスプロフィール)に偽のレビューを大量に作成し、店舗の評価を操作するのは、思い切りGoogleの規約違反です。

虚偽の口コミが発覚した場合、アカウントが強制停止されるリスクがあります。信頼できる方法で口コミを増やすことが大切です。

不適切なキーワード使用

屋号や店舗名に無関係なキーワードを追加し、検索結果を操作。例えば、以下のようにキーワードつきの店名に変更させる提案が出たら詐欺確定。

名前に入れられない情報	ブラックハット例
マーケティングタグライン	奈良最大級の家具店AAファニチャー、無料体験実施中
所在地情報	「奈良市駅前すぐ」チェーン店でもないのに「ABCカフェ奈良市駅前店」「ABCカフェ奈良店」など地名を追記する
営業時間の情報	24時間営業
商品の情報	隠れ家、個室、宴会、キッズダンス、女性専用、KPOP、ABC飲食店(テイクアウト、イートイン)、少人数、SEOのプロ集団

施策内容が不透明

具体的な施策内容を明かさない悪質な業者もいます。詳細を説明できる業者を選ぶべきです。

SEO業者がなぜかやたらMEOやりたがる

SEO業者や「SEOに強い」を売りにしたホームページ制作フリーランスが、いつの間にか「MEO対策もご相談ください。」と言い出す例が見られます。

おそらく、主軸のSEO知識不足＆自分のSEOコンサルへの集客が芳しくないため、簡単に成果が出せそうなマーケティングとして目をつける、といった格好でしょうか。

もちろん、あらゆるSEOコンサル自体が毛嫌いされる風潮があるならそれも問題ですが、悪い業者があれこれ抱き合わせても結局、付け焼き刃でMEO知識も怪しいのでは？と。

発信を見れば、本当に両立している場合と明らかな詐欺業者の違いは割とわかりやすい気はしますが、MEOやSEO自体に怪しいという反応を示したり、逆に信じすぎたりする人は騙されやすいです。

大別すると「SEO対策知識も信頼できる、MEO対策も実績豊富」、「SEO対策知識も信頼できる、MEOは少し齧っている」、「どの知識も怪しい」などに分かれそう。

悪質なMEO業者とブラックハットオーナーの通報・対処方法

Google ビジネスプロフィール規約違反の店舗を見かけた。
自店舗のオーナー権限がない。

時は、

1.リンク先「Google Maps最適化(MEO)業者への依頼は大きなリスク（違反のチェックから報告方法まで！）」を参考に、何度か正式な店舗名に「編集」したのち、違反報告を行えます。

2.「MEO業者からオーナー権限を取り戻す方法」を読み、対処しましょう。

悪質な業者に頼らず、MEO対策効果を自分で上げる方法

「MEO対策を外注すると悪質な業者に騙されるリスクが心配……」

自分でやることで、費用を抑えつつうさん臭い業者よりは集客効果が高いです。では、自分でMEO対策を行う具体的な方法を紹介します。

充実した情報と対応で、MEO経由の来店を促しましょう。

Googleビジネスプロフィールを正確に入力

まず、Googleビジネスプロフィールを作成し、店舗の住所、電話番号、営業時間や定休日、開業日、決済、料金などについて正確な情報を書きます。

表記ゆれの統一(NAP情報)

NAP情報（Name、Address、Phone）の表記ゆれを統一することは非常に重要です。

NAP情報とは、店舗/ビジネス名（Name）、住所（Address）、電話番号（Phone）の3つの要素を指します。

同じ表記にまとめることで検索エンジンが同じ店舗として正確に認識でき、Googleからの信頼性が高まり、検索順位が向上します。

ホームページやSNS、Googleビジネスプロフィールなど、複数のWeb媒体でビジネス情報の表記ゆれをなるべくなくしてください。

例えば、店舗名を「ABC社交ダンス教室」と表記する場合、一貫して「ABC社交ダンス教室」と記載し、「ABC ダンス教室」や「A.B.C. DanceSchool」などの異なる表記を避けるのです。