無料で手軽、気になる機能も豊富で期待される、通販サイトのインスタグラム活用。
インスタ専門家は名乗れないものの、紛らわしい発信もありそうなので、チェックしておきたい始め方や根本的なポイントをメインにまとめました。
「インスタグラムが通販集客にどれくらい使えるかわからなくて…」という方は、その限界と可能性を整理してみませんか。
残念ながら、「インスタを頑張れば〜人集客は確実!」などは厳しいですが。
便利ツールや人気・おすすめの投稿基準Tipsも少しご案内。
中級者「写真わからん」
— しとばむ November 4, 2019
上級者「写真わからん」
プロ写真家「写真わからん」
素人「写真上達のコツ教えちゃいます!」
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ブランド統一のため他クリエイター・プロフェッショナルとのコラボ可能性についても、まずはお問い合わせください。

目次
- インスタって結局、通販サイト集客に使える?
- インスタ利用層と通販ビジネスの相性は?
- 検索・フォローされやすいインスタアカウントプロフィールのコツ
- 適切で高品質なアイコン
- インスタのビジネス利用の始め方は、ビジネスアカウント設定から
- インスタグラム・ショッピング機能でサイトに誘導力アップ
- インスタのフォロー・フォロワー増やし方
- 美しくターゲット向きのビジュアル
- インスタタグの付け方。バズるハッシュタグなんかない?
- インスタで集客できるキャプション基礎
- インスタ発信マインドとおすすめ投稿基準アルゴの注意点
- インスタ集客の勘違い【やってはいけない?】
- インスタグラム(Instagram)のSNS広告の通販サイト効果は?
- インスタ以外のSNS 〜ECサイトのTwitter集客事例
- ■インスタおすすめの通販・ネットショップ活用 まとめ
インスタって結局、通販サイト集客に使える?
インスタに格別に特化した知識ではありませんが、「SNS集客でできること」は以下のとおりとされ、調査からも「インスタやSNSだけであらゆる集客も成約も賄う」はちょっと期待過剰。
最終的には色々調べたり、あなたのサイトを見ていただいた際に「買うほどなのかな…」「他と同じ?」「自分に合う商品ではなさそう」・・・など、アクセスの取りこぼしが大きければ問題です。
- 集客・認知の間口を広げるストレッチャー的な効果
- サイトやサービスについて詳しく調べたくなるキッカケ作り
利用者の83%がInstagramを新商品やサービスの発見に使い、81%が商品を検索、80%が購入するか決めるときにも使用。
https://netshop.impress.co.jp/node/6716
Instagramで製品やサービスを見た後にとった行動は、46%がwebで商品を購入。79%が詳しい情報を調べ、65%がブランドサイトやアプリにアクセスした。
家族や友だちとの連絡に加えて「情報・検索系」が拡大。
LINE・YouTube・Twitterは頭打ち?「平成→令和」で変化した中高生のリアルを比較!
https://ferret-plus.com/13392
正直なところ、買い物をするためにInstagramのアプリを開く人は現状そこまで多くないと感じています。
https://marketeer.jp/asayama/
ただ、Instagram自体がコマースのプラットフォームを目指してあらゆる機能を拡充しているんですね。
SNS集客は「キッカケ」。他の魅力も磨きましょう
仮に「SNS運用は完璧!」でも、接客、成約、ブランド力、サービスや利便性など、総合力の高いショップ運営がインスタ成功の秘訣。
以下はTwitterですが、インスタグラムも似たような購買心理です。
だらだらとネットショップ公式アカウントを見ていて買うのは、
- 買いやすいアイテム、
- 品質やサイズ感などが既に信頼できるECサイト/ブランド
- 他と違うorドンピシャ好みやトレンドの取り入れが絶妙
- インスタ投稿写真の使用例がやりたいコーデ・理想的生活イメージ
- キャプションに深く共感・納得
など条件が重なって初めてくらいな体感です。
よって、そんなホームラン投稿は滅多に出せないので、インスタ依存は危険だとお分かりいただけますでしょうか…?
購買や来店のきっかけになるのは、公式アカウントより、口コミなのです。
「インスタ伸びない」と悩んで1〜2年経過されたネットショップ様には、どうも「感動させるor買いたくなる自社投稿ができないせいだ」とか「フォロー数5000では足りないのかな。じゃあ8000フォローすれば顧客数も増える!」とか分析と対策が不適切な傾向を感じます。
購買や来店のきっかけになった投稿
57.8%が「友人やフォローしている一般の人の投稿」と回答。
次いで、インフルエンサー(49.4%)、企業アカウント(47.8%)が続いた。
Twitter上のUGCは購買行動にどのくらい影響している? 6割が口コミきっかけで商品購入、7割が来店きっかけに
インスタやSNSのお客様接点はこちらも。
インスタや自社アカウント単体での集客でなく、お客様候補、今のお客様、自社ブランドの意味、サイト〜購入まで「ひとつながりの」導線を意識すると良さそうです。
いくらインスタの投稿だけを頑張っても、Googleや口コミで調べると情報スカスカだったり悪評が多ければ問題ですね。
UDSSASの流れ
— アサヤマ / ASAYAMA (@taasayan) 2020年3月30日
❶ユーザーが商品写真を投稿
❷友達の投稿や発見タブ上で発見
❸ブランドに対して興味を持ち、後から見返せるようにスクショや保存
❹Twitterやインスタハッシュタグ検索、@コスメ、Googleなとで詳細検索
❺ECやオフライン店舗で購入
❻商品写真を投稿して新たなユーザーに露出 pic.twitter.com/1QgrGwY2O4
こんなインスタアカウントは活用できていない!
- 通販サイトにアクセスしてみたら、商品名・1〜2行の説明文のみ。写真は1枚ほどでクオリティも低く実物がわかりにくい…
- 正直、楽天にたくさんあるやつだよね。
- 誰か買っているのかな?営業してる?(信頼性・ひと気が低い)
- いいね営業、疲弊する惰性の投稿や企画の連発で集客を頑張ったような【気分】になっている
…なケースは要注意。
ホームページのデザインだけではなく、いつだって最優先はお客様目線のコンテンツ(中身)です。
参考
偶然に依存しないために
「インスタでタグるにも手間がかかるため頻繁には使わない」ユーザー層も確実にいる、との懸念も。
「検索経由で取りこぼした、インスタ検索するユーザーの目にとまることが重要」。
「単純に商品写真の投稿を促すだけではくちコミが広がりにくい」(オイシックスドット大地)という課題も。各社が取り組み始めたのが商品設計から作りこむ「インスタ映え商品」の開発だ。
https://netshop.impress.co.jp/node/5169
よほどインスタ単体での集客力に自信がなければ、ブログなど資産型メディアも併用しましょう。
どんな記事でもいいわけじゃないですが、検索されたり、SNSの繋がりをより強めるにも重要です。
「怪しいインスタ商材」を買うよりは、10兆倍お勧めします(笑)。
フォロワー数多くても、インスタだけじゃダメ?
インスタで人気の競合アカウントのフォロワー数や傾向、フォロワーに対するいいね数の割合などを試しにチェックしてみてください。
インスタで人気の店や大手アカウントすらも「市場規模」の限界があります。
どんな天才でも後発ブランドがインスタだけで十分ビジネスを伸ばすのは、かなりキツいのでは?
なお、フォロワー数などは数だけ見ても、成果は予測不可能です。
また、合わせて競合サイトのクオリティ、ブログの有無や質、更新頻度、反響などをしっかり確認してみましょう。
競合通販サイトの取り組みをくまなく調査した上で、「うちは、インスタだけでイケル」とのご判断なら、インスタだけで頑張ってみてください。
ただ、自己診断はギャンブルですのでご注意を。
インスタ利用層と通販ビジネスの相性は?
インスタグラムはもちろん幅広く利用されるSNSですが、世代やペルソナによってはFacebookもしくはTwitterの方が、ということも。
客層があいまいな通販サイトは、ペルソナ像を考えてみてください。
2019年のアプリ所持ユーザー層を見ると、男女ともに40代のユーザーが多く、約3割を占めています。日本の年代別人口比率に近い構成。
https://lab.appa.pe/2019-12/instagram-demographic-and-timeactive2019.html
10〜20代向けのインスタ活用はムダではないものの、傾向は知っておいたほうが。
検索・フォローされやすいインスタアカウントプロフィールのコツ
やっておきたい「通販におすすめなインスタ設定」はまずプロフィール設計から。
検索されるアカウント名
アカウントを検索に引っかからせるには、見込み客が探すキーワードを含めておくのがおすすめ。
プロフィール文
自社の投稿を発見し、興味を持った方がプロフィールにアクセスした時、フォローするかの参考や信頼性をアピールできる最初の手がかりとなります。
「職業、名前、以上。」といった簡素なものでなく、あなたのお店をアピールする充実した内容にしておくのが吉。
- 店名
- 「ドレス通販」などジャンルがわかる情報
- コンセプトや強み、ターゲットがわかる説明
- サイトURL
を基本に、
全体の印象を見つつ「趣味・信条」などブランドイメージに合った事項をプラスしてもいいでしょう。
▼プロフィール文にキーワードを
紹介文を記載しますが、ここにアカウントのテーマと関連性の高いキーワードを設定することで、それらのテキストで検索されたときに、検索結果に表示されやすくなります。…実店舗ビジネスの場合は、プロフィールに正確な住所を入力しておけば、そのエリア周辺で検索されたときに、店舗を発見してもらうことができます
インスタグラムの検索機能のしくみとは?
とのことで、プロフ文章もアカウント検索の手掛かりにしている模様。
難しく悩まず、「ネコ好きでも事業に無関係なら書かない」「検索語になっているワードを極力使う」的な普通の感覚でいいはずです。
ただ、「アレもコレも」は逆効果な場合も。
特別なケースを除き、プロフィールにハッシュタグは不要です。
適切で高品質なアイコン
(@IROHA shop様の例)
ひと目見て「あなたのお店」と伝わるアイコンになっていますか?
- 個人のビジネスアカウント:実物写真か似顔絵イラスト
- 通販公式アカウント:ロゴ
- 公式キャラクターアカウント:キャラクターイラスト等
を基本に、風景や家族写真など意味不明なもの、見づらい集合写真や質の低い写真は避けましょう。
インスタのビジネス利用の始め方は、ビジネスアカウント設定から
Instagramの【ビジネスアカウント】に切り替えると、商用向けに便利な機能等が使えます。
ビジネス利用なら、基本はビジネスアカウントまたは「クリエイター」に切り替えておきましょう。
写真のように、連絡先を設定・表示できるようになり、連絡がスムーズに。
また、いちおう広告出稿も可能です。
ビジネスアカウントへの切り替えを行うことで過去の投稿を広告として簡単に出稿(再投稿)することができます。
https://find-model.jp/insta-lab/business-account-melit/
プロフィール画面の「広告」あるいは投稿画面の「宣伝」ボタンから広告の作成を開始することができます。
インスタグラム・ショッピング機能でサイトに誘導力アップ
インスタはwebへ誘導しにくいSNS。
【ショッピング機能】なら、その「リンクを貼る」が実現でき、お客様の「心動いた瞬間」をスムーズに拾い上げてくれるのです。
利便性はもとより、もし「もう少しだけ自サイトに来てもらえれば…」とお感じでしたら、設定してみましょう。
*「プラスアルファ」的な工夫なので、その点はご了承を。
ショッピング機能を使うと、商品の画像をタップするだけで、アプリ内で商品詳細を表示することが可能です。
https://netshop.impress.co.jp/node/6716
Instagramショッピング機能で成功・満足できたネットショップ事例
インスタショッピング機能導入後、状況が好転された通販サイトの事例がbase公式であげられています。
調査によると「Instagramショッピング導入ショップが、集客数アップも顧客割合が、他の流入より高い」と判明したそう。
Instagramショッピングで集客数をアップさせる【ショップ事例つき】
- 新商品を手軽に伝えられる
- 購買同線を少しでも短くできる
- インスタ経由アクセスが増えた
インスタグラム・ショッピング利用要件
- Facebookの提供者契約とコマースポリシーに準拠している
- 主に有形商品
- Instagramビジネスプロフィールがある
- Facebookページがリンクされている
- ビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクされている
嫌われないショッピング投稿
https://anagrams.jp/blog/instagram-shop-now/
- 同じ商品を、何度も製品タグを付けて投稿しない
- ショッピング投稿を連投しない
- 投稿に製品タグをつけすぎない
インスタのフォロー・フォロワー増やし方
フォロワーを増やすにはフォロー活動…??の謎
ターゲットになる人をフォローするのは間違いとも言えませんが、あなたが特に見たい情報に集中できない懸念もあります。また、もちろん無理してフォローしあっているところからの見込みは薄くなりがち。
問題点をご認識いただいていれば構いませんが、無理に増やしたフォロワー数を「ファンや期待できる見込み客のはず!」と思って、でしたら。。
無関心フォロワー比率が異様に多いアカウントよりは、できるだけ自然な反響をよりいただける方が評価がアップする仕組みのようです。
ご自身のいいね数を確保するため、延々と何千という方にフォロー・いいねして・・・も、本質とズレますので、ご注意を。
参考
applica.info/instagram-popular-post
ただ投稿するだけじゃフォロワー増えない!
インスタはコミュニケーションツール。
社会がオンライン化しただけなのに、何かマーケティングしちゃってる気分になってきていたら、要注意です!
儀式や呪術的な思想はすてましょう。
「ただ投稿すれば良い」という考え方では、他のビジネスアカウントにフォローされても本当のターゲットである一般ユーザーにはなかなかフォローされません。
反応がほしい、フォローをしてほしいなら、ただ待っているだけではなく自分から積極的に「してほしいこと」を先にユーザーに対して行なってみましょう。
https://insta-antenna.com/ng-action/#topic2-1
*引用記事注意:見え透いたいいね、コメント活動などはNGです。
フレンチノットで秋刀魚の塩焼き縫いました。 pic.twitter.com/GbIoDM28B5
— ipnot イプノット (@ipnot) November 27, 2021
インスタじゃないですが、伸び率を上げるには注目されるコンテンツや、ツッコミたくなる要素も求められ始めています。
美しくターゲット向きのビジュアル
△南仏をテーマに。
写真が素人っぽいせいで、素敵な商品が安く見えてしまっては大損です。
自力で撮影のコツやインスタの表現を研究するか、適切な方に相談しましょう。
避けるべし!「そのまんま画像」
こんな写真になっていませんか?
常に無地で無難な基本色。その上に適当に配置した商品・・・。
単なる「商品パッケージの正確な切り取り」だけなら、そもそも通販サイトだけで十分になってしまいますよね🙂。
インスタで強化したいのは、いわば「妄想強化」要素ではないでしょうか?
通販サイトでは商品を手に取ることができない分、
- 買ったあとどのような世界が叶うのか?
- 自分の体型や好み、部屋になじむ?
- 気分が上がる?
- 合わせ方やコツは?
などなど、インスピレーションや納得感を刺激するビジュアルにする方が強いでしょう。
アカウントに統一感・世界観を
△パープルと鋭角を意識した構図で、高級感の中にクールモダンさを。
@hamee_rakuten様は、数投稿ごとにテイストもチェンジ。プロフィールに楽しげなリズムが生まれています。
見た目のキレイさだけではなく、ブランドに合った魅せ方も重要になります。
このため、アカウント全体の世界観や撮り方をある程度絞っておきましょう。
最初から「成功するスタイル」というのは難しいため、「ウケが悪い?」と感じたらクオリティを上げるか、問題点を探して解消するかしてみてください。
変わってきた「インスタ映え」
キレイな投稿例をお伝えしていますが、もはや薄っぺらい「バエ狙い」は終わりを迎えつつあります。
より「真実」で、「らしさ」「気分」「テイスト」がフィットするかどうかを含めたビジュアルが求められてきたのです。
https://note.com/marketing/n/n96a7468e3f96
といっても、「クオリティが素人っぽくていい」という意味とは少し異なります。
こちらはあくまで【個人アカウントとしてのトレンド】ですが、「公式アカウント」の(悪い意味での)印象操作や映え・ウケ狙いも敬遠されるとご認識ください。
細やかな「魅せ方」コントロールがカギになりそうですね🤓
インスタタグの付け方。バズるハッシュタグなんかない?
インスタのハッシュタグのコツは人気タグや中規模タグの中から、自社ショップ投稿に関連するハッシュタグを使うことくらい。
ただ、「関連」が薄いハッシュタグは評価が揺らぐのでご法度だと言われています。
よって、
- ビッグタグ
- ミドルタグ
- スモールタグ
を「とにかくつけとけ」的な次元に見えるインスタコンサルさんは、実はよくわかっていないか、またはわざと…?な恐れがある気がします。
「やまカンで、大中小取り揃える」だけじゃ、不十分っぽいので。
「バズる」は狙いにくい
ただまぁ正直、ハッシュタグ検索からはあまり集客できなそうですし、バズるって軽々しく狙える訳ではありません。
やはりインスタハッシュタグのビジネス影響力なんて、わずかですね。
なかなかインスタでうまくいかない場合、「バズるハッシュタグ」発見力がアクセスアップの秘訣!と勘違いされているかもしれません。
Twitterでバズるためには、ユーザーからの「リツイート」というアクションが必要です。
しかし、Instagramでバズる際にはInstagramのアルゴリズムによって、システム的にレコメンドが発生します。バズが起きているのは、ほぼ全て発見タブからの流入です。ハッシュタグからはバズりません。
Instagramを開くたびにユーザーは検索をしているわけではない
Instagramでバズるのはハッシュタグじゃない?100万リーチを連発する秘訣を伝授!
でも、付けておく。
とはいえハッシュタグから一定数のアクセス(リーチ)はあるので、全くないよりはつける方が。
また、「ブランド名ハッシュタグ」や「キャンペーン用タグ」を作れば、口コミいただく際にも便利です。
コツや裏技・・・というよりは、大きすぎれば小さいタグを狙ってみたり、その商品ジャンルそのもの以外でブランド属性に合いそうなコミュニティタグを併用してみたり、と地道な検証も要りそうですね。。
ハッシュタグを活用するときは3つを使い分ける
黒澤友貴@KurosawaTomoki 2020年1月15日
①カテゴリーハッシュタグ
ボリュームが大きいやつ
②トレンドハッシュタグ
流行になっているやつ
③オリジナルハッシュタグ
自分独自につくったやつ
この3つを決めコンテンツ発信し続ける習慣をつくれれば、どんな分野でも一定の成果出せると思う
インスタ便利ツールとハッシュタグ選定の鬼参考になる記事
- ハシュレコ(関連ハッシュタグ提案サイト)
- インスタのハッシュタグを30個全部調べてみた。
ハッシュタグからの集客方法
インスタグラムのハッシュタグ検索流入も、あまり期待できない…。
となると、人気投稿に載るといいのでしょうか?

「いいねしまくると、人気投稿に乗れる?」

いえ、無意味そうです。Instagramのアルゴリズム(仕組み)は、より複雑になりました。
単純なエンゲージメント数で人気投稿に載るかどうかというよりかは、個々そのアカウントに対して親和性が高かったり興味関心が高いと類推される投稿が、それぞれカスタマイズで表示されやすくなっています。
https://note.com/okyaaaann/n/n425c0fba2004
(投稿件数が少ないと学習データがたまっていなかったりして人気投稿が固定化されやすいということもあります)。
インスタの人気投稿掲載基準はアカウントベース?
…人気投稿の表示にはこのような特性がありました。
投稿者自身の検索結果では、自分の投稿が優先されて表示されることがわかります。
100ハッシュタグ・900人気投稿を徹底調査! Instagram「人気投稿」に表示される傾向を分析
要は、自分のスマホで見て「#ピアノ」というハッシュタグで人気投稿に上がっても、人気投稿のラインナップが人や環境によるらしい、とのこと。
また、ブロックしているアカウントの投稿も見えません。
人気投稿すらも、自分のアカウントが影響してしまうんですね。
偶然の発見性は期待薄そうなので、繋がりたいターゲットから逆算したリアクションや投稿を目指すに尽きるのではないでしょうか。
よって、インスタコンサルや自己流運用で「人気投稿に乗りました(成果出た)!」発言の信頼性って、要注意かなと。
「インスタで人気投稿に載る基準って何かあるんですかね?」
詳しいわけではないものの、SEO的アルゴリズム感覚で言えば、
- 上位に載せたい「狙うハッシュタグ」を複数の投稿で使って評価を貯める
- 同じハッシュタグを何度も使うことで、わずかでも人に対し、「該当ジャンルにこんなアカウントがあるのか」と認知させられる可能性
- 投稿クオリティを高め、保存数も伸ばす(保存したくなる投稿へ。)
- 投稿ジャンルを一定幅に抑えることで、自分にアクションしてくれやすい人とつながりやすくなる
- 上記をクリアすることで、初速やトータルの投稿いいね数がアップしていき、良質な投稿とAIにアピールできる
- 結果的に、人気投稿に載ってくる
- ビッグタグの人気投稿掲載は難易度高い
って流れでは、と。
「初速のいいね数」とは、「投稿後24時間以内にいいねされた数が多いと、人気投稿に乗りやすい」とされています。
(この一次ソースについては不明ですが、「鮮度が高く、勢いの強い投稿」が上がるのは、感覚的に妥当ですね。)
他にも、100ハッシュタグ・900人気投稿を徹底調査! Instagram「人気投稿」に表示される傾向を分析では
- 人気投稿の傾向
- 掲載条件
- 注意
をデータを元に考察されています。
人気ハック的な裏技はない、ということです。
関連
使ってほしいオリジナルタグも伝えよう
キャンペーンはもちろん、もっと積極的に口コミしてほしいときは、公式ハッシュタグの利用や使い方を伝えましょう。
「誰も企画に乗ってくれない…」
実は地味にインスタシェアのルール説明不足で、(見込み客が参加方法分からず)拡散に協力できないだけだったりしませんか?
2022年最新?ハッシュタグ個数の上限と入れる場所
2022年現在、海外インスタ公式発信では「3〜5個推奨、あと、コメントにハッシュタグ入れないで、検索対象から外すよ」に変わりました。
ですが、日本のインスタのハッシュタグはまだ30個上限のままで、コメントにも入れられています。た
だ、いづれ変わりゆくリスクも認識しつつ、今の状況で何個つけるかを自己判断されてはいかがでしょうか。
インスタで集客できるキャプション基礎
もしかして、インスタ投稿するときにハッシュタグだけとか、1行だけで終わっていませんか?
中身の薄い文章を、やたら改行しまくって滞在時間を稼ぐ・・・なんてのも嫌われますよ。
丁寧なキャプションは、意外と好印象。適宜、こだわりや思いも載せてみましょう。
GU様は「価格や品名」以外のコーデポイントをしっかり綴ることで、よりターゲット層に利用シーンへの期待感を高めていますね。
- 使った後のイメージがわかる発信
- ターゲットのライフスタイルにぴったりな理由
- 素材や製品ストーリー
などなど、商材やブランドに合わせて「プラスアルファ」のキャプションを心がけましょう。
通販で喜ばれるインスタ投稿内容は?
統計からみても、サイト内だけではわからない「詳しさ」が鍵になりそうですね。
商品を手に取れない分、丁寧な寄り添いを。
「詳細な使用感やレビュー」「写真」「商品の概要説明」「いちユーザーとしての声」といった「商品特性がわかるもの」に関して70%以上が重視。
https://ferret-plus.com/13340
インスタ発信マインドとおすすめ投稿基準アルゴの注意点
これもまた、インスタ全体の発信目線の考え方と注意点ですが…。
売る側になると、パっと抜け落ちるんですよね。インスタに夢を見てしまう。
購買行動とは投票である。
— 緒方 恵 / 中川政七商店 取締役 (@notmegumi) October 19, 2019
その企業を応援したいという意思表示(投票)の1つが購買。
という傾向は今後益々強くなるはず。
大事なのは「伝えること」
もう少し言うと心に接して共感を得ること。
その結果、物が売れたり口コミしてもらえたりが起きる。
価格やスペックのみで調べたければ、検索エンジンやモールの検索窓に打ち込む方が、圧倒的に探しやすいですものね・・・。
1日に大量連投してもフォロワーさんを疲れさせますし、「通じるだろう」と語らなすぎるのもよろしくありません。
冷静にお客様目線で考えると「それじゃ難しいよなぁ。」というやり方になっていた時、違和感に気づけるようにしたいところです。
インスタグラムに投稿すれば見てくれる、が幻想の理由
インスタのアルゴリズム的に、「フィード投稿さえすれば、少なくともフォロワー全員」に行き渡るようにはできません。
「時系列に並ばず、自分の行動パターン・好みのアカウントや投稿を反映した順序」とされます。
どうすれば見られやすくなるか?
おすすめ投稿や発見タブのアルゴリズム
拡散の弱いインスタで新規顧客とつながるカギは、いかに「発見」タブやおすすめアカウントに乗っかるか。
理想の顧客に発見されるには、アルゴリズムを知って自分の使い方に反映する事くらいでしょうか。
自分の「同志」や「好み」「重要性」でなく、自社店舗の見込み客好みな「アクション」をインスタで目指されては?
表示されている理由を見てみたところ以下の項目を確認できました。
- これまでに見た動画
- 「いいね!」した投稿
- 「いいね!」した写真
- 保存した投稿
- アクションを実行した投稿と同じような投稿
- アクションを実行したアカウントと同じようなアカウント
- フォローしてるアカウントによるおすすめ
- Instagramのおすすめ
- おすすめ
Instagram「発見タブ」のレコメンドアルゴリズムとは | インスタグラムマーケティングより
あと、ホームに出るおすすめ投稿なんかも、自分の行動履歴から提案される仕組みなので、上記に準じるはずです。
何か…インスタのおすすめ投稿表示、変わった?
2021年6月、「Instagramがフォローしていないアカウントの「おすすめ投稿」をフィードに混在させるテストを開始」しました。
アプリだと勝手に、未フォローアカウントの投稿がホームフィードにうじゃうじゃ紛れ込まされます(邪魔←)
2022年1月現在も継続。
目的は、新アカウントとの繋がりやすさアップだそう。
確かに、時々知らない人に発見されるようになった気もします。その程度。
人気アカウントになるには、フォロワーとのエンゲージメントを上げる
「エンゲージメント」というフォロワーさんとの関係の深さを高めるように運用してください。
- フォロワーにいいね・コメントする(見返り狙いの薄い絡みは微妙)
- 自社通販サイト・商品を話題にしてくれたアカウントをメンション・リポストで話題にする
- いいね率・コメント・保存数を増やす
- フォロワーに質問する
ただ、さじ加減は様々。これすれば、とは決めつけすぎず。
以下のSNS担当への調査でも、「運用上手な担当者は人によく反応し、投稿の品質偏重しすぎず、ハッシュタグなどアルゴリズム関係の要素をよく改善している」ような運用スタイルの効果が高そうですね。
(「投稿がどんなに酷くてもいい」ではない事にご注意ください。)
インスタ集客の勘違い【やってはいけない?】
Q.インフルエンサーに有料PR投稿の依頼したほうが広まるでしょうか?
ご質問の理由が、
- 自分は発信したくないので…
- 自分/商品に自信がないので…
- バズると良さそうな気がするので…
といったものであれば、まずは自慢の商品に近づけていきましょう。
(本当は素晴らしいサービスなのに「価値が低い…」と感じておられる方もいらっしゃいますが。。)
「・・・たいした優位性ないんですよ。しかも価格はウチの方が少し高い。…予算はないから、なんとかクチコミで売りたいんです(クチコミはタダなんですよね?)」
優位性に劣る商品がクチコミで売れる…わけはないんです。クチコミやソーシャルメディアは事実が共有・増幅する人間装置なんですから。
https://note.com/ikedanoriyuki/n/nc98f3689129b
「広告でやれること/やるべきこと」を、インフルエンサーに過度に期待しないように…
https://note.com/ikedanoriyuki/n/n10433680d666
ブランドやメディアの方針が曖昧な可能性も。
「自分では無理だから、誰かすごい人にガッと拡散してもらおう」はもっとも無茶な計画です。
安易なインフルエンサー活用は、あまり本来の目的を果たせないでしょう。
*偽インフルエンサーさんの場合、見えている「人気感」は作られた物・・・。
Q.簡単に集客できますか?
人気そうなショップ様でもフォロワー数千人だったり、強い大手ショップ様がひしめくこともしばしば。
「たまにちょっと売れれば十分かな・・・」程度なら何とも言えませんが、本業でサイトを伸ばしていきたい「これからブランド」ほど、成約までの確率論的にもインスタは「戦力の一部」とされる方が、リスクも分散されることでしょう。
「口コミさせる」より「される」がバズる?InstagramやSNSのUGC活用事例
UGCとはマーケティング用語で「ユーザー側が自発的に特定商品をネットなどで話題にすること」を言います。
要は、ただの口コミです。
インスタ投稿の企画を練ってもダメなら、そもそも商品やサービスに口コミしたい要素が弱いかもしれませんね。
「いい商品だから勝手に売れる、拡散される」ではなく、何らかの拡散スイッチないと。
バズるSNS事例
投稿よりまず商品の魅力が大事な例
九谷焼のハイジ皿が可愛すぎて即買いした。 pic.twitter.com/jN9yYJ2LB9
— 藤本智士 (@Re_Satoshi_F) 2022年8月7日
H&Mのデニムがバズってるけど
— ぴのこ。 (@pipipipinoko10) 2020年10月7日
その中でもウェーブ民は何も考えずにPremium qualityシリーズのデニムを履いてほしい!
見た感じ何が違うん?って感じなのに履いた瞬間、まじで奇跡が起こるからら。私あの-5kgデニムですらだめだったのにコレ買ってからスニーカーでがんがん出掛けれる位着痩せするよ😳 pic.twitter.com/rzlIPdQOUF
インスタグラム(Instagram)のSNS広告の通販サイト効果は?
インスタグラムの拡散性の低さから、SNS広告でさくっと集客できないものか……?
広告費用と社内のフィード投稿で地道に伸ばすのと、どっちが安い?早い?
私も気になります👀
いい参考サイトがありますので、ぜひご覧の上判断ください。
インスタ広告のメリット
接触するメディアやデバイスが増えているなかで、検索広告(検索エンジン)やディスプレイ広告(ニュースサイトやアプリなど)の接触面だけではリーチが不十分であるともいえます。
現時点の考えでは、SNSやインスタに広告出稿するのは…
- 媒体としての集客効果はありそう
- 対象をある程度絞れるのは良いのでは
インスタ広告のデメリット
- 永久にコストが必要
- 頼ると自社アカウントが育たない
- 広告掲載知識が弱いと、出稿が無駄になりそう
- まずは検索広告?など優先度と予算の判断が大切
- 委託も、業者選びや適性コスト感のやり方が下手だと、逆効果そう
- そもそも、広告出稿用のクリエイティブと文章が一定レベルないと厳しい *
というところです。
*広告に使うハイクオリティなクリエイティブを内製できるか、良い外注(デザイン、撮影、SNSライティングetc)を選べるかどちらかが必須。
なお、やはりブランド設計や事業目標・自社ECサイトのクオリティや誘導が弱いと、効果が薄いはずです。
すぐインスタ広告の代行屋に飛びつかず、自社Webサイトやインスタアカウント、ブランディングの現状を社内で分析するか、プロに相談・診断などを求めてからでも遅くはないと見ています。
見解の中立性と専門性ある相談者と繋がれるかは、何とも言えませんが。
インスタ以外のSNS 〜ECサイトのTwitter集客事例
他のSNSならどう?という方に少しだけ。
ご存知の方も多いはず・・・ですが、スナックミー様のSNS活用事例を掲載しておきます。
プロダクトから集客導線が徹底され、学びの宝庫すぎますが、「SNS中心の集客事例」としてご参考まで。
目先の「ちょっと読みやすい投稿」「おしゃれな写真」・・・といった次元では、ここまでにはなりづらいのではないでしょうか。
まずは、愛される・シェアしたくなるような商品。次にシェアしやすい配慮。
この辺り、できるだけ気にしたいものですね(汗)
■インスタおすすめの通販・ネットショップ活用 まとめ
初級編メインですが、大事なことを見失っていたら思い出してみてくださいね。
インスタ集客にべったり依存して、「うまくいかない・・・」と嘆くのではなく、もともと拡散しにくいメディアで集客の全責任(?)を押し付けるのは微妙です。
けれども、役割に見合った部分では(うまく使えば)効力を発揮してくれそう。
また、ビジュアル先行なぶん、フィード上のインパクトとして、写真の魅力のほか、もともとのパッケージデザインなど含めしっかりブランディングされている方が有利でしょう。
インスタグラム完全に理解し・・ていない(?)現場からは以上です。
ですが、すごい裏ワザがあったところで、基礎は馬鹿にできませんので。。
Web担って、何屋さんで何が得意か強く言い切れない立場ですよね・・。