「ブログのアクセスない/読まれない記事、削除した方がSEO的に良いの?」
「昔の黒歴史記事、消したい…!🫣」
ブログ運営の頻出疑問「古い過去記事や低品質コンテンツ」の対処法。
実は、サイトのSEOには「質の高い記事の比率」がめちゃくちゃ重要なんです!
この記事では、低品質記事を削除する基準と、SEO効果を高める方法を分かりやすく&具体的に解説します。
「高品質記事を残してNG記事を消す」ためには、本来はブログ診断力が必要です。
ゆえに「我流のダメ記事削除」で良い影響は期待できません。
ただ、WordPressでもアメブロでも、GoogleはHPツールを区別していないのでお使いのHPツールでご参考いただけます。
SNS派もぜひ読んでほしい!
「高品質なコンテンツはデザインが良く、良い感じのうんちくで、いいね数稼げている投稿」といった判断では分析が浅いんです💦
SEOをやると、データで実感できるので「その目的や実力・知見では、無理に発信しなくて良いネタ」を投稿してしまうリスクを大幅に減らせます。
WordPressの低品質な/古い記事削除によるSEOへの影響は?
WordPressに限らずホームページ・ブログでは、低品質な記事や古い記事が多いと、SEOに悪影響を及ぼすことがあります。
といっても慌てて記事を削除せず、次項以降を読み、残すか消すかを正しく見極めてください。
低品質な記事や古い記事の削除がSEOに良い影響を与えることはあるものの、ブログ初心者はサイトの広範囲に改善ポイントを抱えているケースは多いので、あなたのサイトで今やるべきことかは断定しかねます。
低品質コンテンツやページ数が多いとSEOペナルティ?
質の悪いページ数が多すぎるサイトはSEOペナルティを食らうリスクが高まります。
しかし、ペナルティではなく検索エンジンクロールの省力化に伴う「Googleインデックスからの削除」によって検索対象外のようになっている例も多く、ペナルティだけでは説明できないです。
質の高い記事数の比率を高めるのが重要
流入のない記事だらけなブログは、コンテンツマーケティング戦略が弱いと見られ、放置するとSEO以外にも悪影響です。
ジャンル選定戦略を見直したうえで、誰にどんな価値を与え、どんな悩み・購買フェーズのお客様のために書く記事かを、毎回意識して一つ一つの記事を高める運用に変えていきましょう。
アクセスがない記事は削除すべき対象?判断基準
アクセスがない読まれない記事の削除するかどうかは、慎重に判断する必要があります。
「SEOで役立たないコンテンツの数・割合が多すぎると、他の記事・サイト全体の検索順位まで下がるかも…😱」
実際Google公式でも「ヘルプフル コンテンツ アップデート」という検索アルゴリズムでそのリスクが示唆さされているようです。
読者も【ゴミブログ記事の多い拝金サイト】からは即離れます。
単純にアクセス数だけで消すか判断せず、記事の内容や目的によって様々な要因を考えた決定が重要です。
以下で判断基準や、適切な対処法について解説します。
最初から完璧な記事は書けません。
どうしてるか?結果を見てリライト(修正)します。
「仮に完璧(ぺき)と思っても完壁(かべ)だった」なんて、SEOでも文章でも普通にあるんですgoogleの評価も予測しきれないし。
— エイプリルデザイン(@April_WebDesign) July 13, 2020
最初から完璧な記事は書けません。
結果を見てリライトします。
「仮に完璧(ぺき)と思っても完壁(かべ)だった」文章なんて、普通にある。
低品質な記事コンテンツの見分け方
低品質な記事とは、ユーザーにとって価値が低く、検索エンジンからも評価されにくいコンテンツのことを意味します。
読まれない記事は、SEOや集客に悪影響を及ぼす可能性があるため、早く発見し対策を講じることが重要です。
低品質な記事を見つけるには、以下の方法があります。
❌インデックスされない | サーチコンソールでインデックス未登録扱い。 |
❌アクセス数が少ない | Google Analyticsで、長期間(例:過去1年間)0PVやほとんどアクセスがない記事を洗い出してみましょう。 |
❌滞在時間が短い | 記事の内容が薄く、読者がすぐ離脱してしまっている可能性あり。 |
❌直帰率が高い | 記事を読んだ読者が、他のページに遷移(回遊)せずサイトから離れてしまう割合が高い場合は、ユーザーのニーズを満たせていない可能性あり。 |
❌他社コンテンツに酷似 | オリジナル性が低い |
❌ブログの読了率が低い(低エンゲージメント) | 長文ブログなのに1分未満で離脱されるなど。 |
❌検索順位が低い | 特定のキーワードでずっと上位表示されていない記事は改善の余地あり。 |
❌クリック率が低い | 検索結果からのCTRが低い場合、タイトルや記事改善が主な問題です。 |
❌カテゴリ数が多い | ジャンル数が多すぎるサイトは記事の充実化コストもかかり、伸びにくいです。 中小企業や個人ビジネスほど、特化カテゴリを絞るべき。 |
❌被リンクや言及数が少ない | 紹介されない記事は「見込み客が評価していない」という意味。ただちに影響はなくても注視は必要です。 |
Googleにインデックスされていない(未登録)
ブログ記事でまず最初に削除を優先したいのが、「Googleにインデックスされていないコンテンツ💔」です。
インデックスされないページには以下の2種類あります。
必要なページ削除関連作業が終わったら「修正を検証」ボタンを押すと、Googleが再評価を開始してくれます。
検索順位、クリック率が低い
検索順位やクリック率(CTR)は、Google Search Consoleや順位チェックツールを使用すると確認できます。
これらの指標を参考に、自社のブログ記事を分析してみましょう。
低品質な記事を見つけて改善や削除などの対応をとれば、ホームページ全体のSEO効果を高められます。
被リンクや言及数が少ない
「被リンク数が少ない」記事も低品質コンテンツの一種です。
SNSで「拡散性が悪い投稿」や「ずっと認知が広まらず相互フォローか同業者でしかフォロワー増えない……アカウント」は影響力が下がっているのと似た理由になります。
読者満足を第一に考えると、必ずしも重要な問題ではないです。
それにSEO的にも、全く外部リンクされていない記事だから消すべきか?というとそんな単純ではありません。
WordPressのサンプルページは、削除か記事に書き換える
ちなみに「Hello World!」などのWordPressのサンプルページは、適当に削除したり、お好きな記事に書き換えて見せられる投稿として公開すればいいです。
アクセスの少ない記事を削除するタイミング
日記や雑談、自社で検索市場を取れなくても良いカテゴリ、リライトしても改善が見込めない記事などは、とくに優先的に削除することを検討すべきです。
ただ、公開後の日数が浅い場合はGoogleのSEO評価が特に変わりやすいので、消さないほうが良いです。
「PV少ない記事や古い記事は削除する」対処法が有名ですが、課題が軽微なら「書き直す」リライトも一つの方法です。
改善を諦めたくなる低アクセス記事でも、修正の余地はけっこうあります。
過去の恥ずかしい/読まれない記事を消したい!理由次第で回復OK
ブログが読まれない理由はさまざまですが、
といった理由なら、削除はせず一時的に(恥ずかしくなくなるまで?)非公開とするのも一つの方法。
非公開期間中に、がっつりリライトしましょう。
仮にいま0PVの記事でも、センスより技術で検索順位や読者からの信頼回復は可能です。
当方も、コツコツブログ改善した後は検索順位やPVの向上や復活ができました。
なお「独自性がない」「文章が下手」のような理由なら、ふつうに公開しながらちょっとずつ直せば大丈夫でしょう。
非公開にしない低品質コンテンツはnoindexで対応
低品質なコンテンツであっても、完全に削除せずに公開を続けたい場合があります。
例えば、過去の記録として残しておきたいブログ記事や、一部の顧客には価値のある情報が含まれる場合などです。
このような状況では、noindexタグを使用することで、検索エンジンのインデックスから除外(隠す)しつつ、Webサイト上で公開を維続できます。
noindexを適用するには、該当ページのHTMLの<head>セクション内に以下のメタタグを追加します。
<meta name="robots" content="noindex">
WordPressでは「SEO機能の多いテーマ」や「SEOプラグイン(Yast SEOなど)」を使うと、HTMLコード不要で簡単に任意のページにnoindex設定ができます。
この方法のメリットは、検索結果には表示されないためSEOへの悪影響を防ぎつつ、直接URLを知っている人や内部リンク経由でアクセスする人には引き続き記事が読める点です。
また、記事の品質を改善したらいつでも、簡単にnoindexを解除してインデックスに戻せます。
あくまで対症療法なので、問題記事にはなるべく根本的な解決策を検討しましょう。
改善に意味あるかをリライトする前に確認しよう
ブログ記事を消去せずリライトする前にも、
を自分で確認してから、始めるようご注意ください。
例えば、いくらブログ改善したくても粗悪な記事が多すぎると、作業量が膨大になったり、記事ネタ自体が自社商品の強みや集客に向かないことも考えられ、作業時間が大量に増える恐れも高いからです。
エイプリルデザインのブログも大半をリライト対象にしつつも、記事や箇所によってディテールへの追求は抑え、多少はメンテコストを下げています。
もとから記事を増やしすぎない運用だったのも懸命な判断でした。
涼しい顔をしているだけでは?
・・・。
低品質なブログ記事の削除方法とGoogle設定、注意点
低品質なブログ記事の削除は、サイト全体のクオリティを向上させる有効な方法ですが、適切な手順と注意点を押さえることが重要です。以下に、削除の方法と注意すべきポイントについて詳しく説明します。
ページ削除時の注意点
低品質な記事を削除する際は、SEOへの影響を最小限に抑えるため、以下の注意点を理解して手順を進めましょう。
記事数もブログ運用歴も少ない段階で、「この記事捨てざるを得ないかなぁ?」と自己診断できる人はまれです。
しかも、Google評価も誤差の範囲。
小さいサイトから自信のない記事を数個ほど削除したところで、果たして効果あったか分析材料にもならない、と見られます。
内部リンクのリンク切れチェックツール「ahrefs」
内部・外部リンクのリンク切れは、「ahrefs」というSEOツールを使うと自動チェックして、定期的にメールで通知してくれます。無料版でも制限付きですが機能あり。
または、上図の「無料ツール リンク切れチェッカー」も使えます。
管理画面では「リンク切れ」というサイドメニュー(有料版)。
ワードプレスなら、Broken Link Checkerという無料プラグインでも代用可能です。
WordPressで低品質記事を削除する手順【選択肢は3つ】
WordPressで低品質な記事を削除する手順は以下の通りです。
ワードプレスのブログは「削除・noindex・非公開・パスワードつき記事」3つの選択肢から選べるので、柔軟な消し方ができます。
- 削除する記事の選定:
アクセス数が少なく、内容が薄い、情報が古いなど、低品質な記事を選びます。 - noindex・非公開・パスワードつき記事の検討:
残しつつ隠したいページの扱いを決め、記事の表示設定を変更します。 - リダイレクト設定:
削除する記事に関連性の高い記事があれば、削除記事のURLから関連記事へ301リダイレクトを設定しましょう。 - 記事の削除:
WordPressの管理画面「投稿一覧」から削除したい記事を選び、「ゴミ箱へ移動」をクリックします。 - ゴミ箱からの完全削除:
ゴミ箱に移動した記事は完全削除か、復元するかを選択できます。
完全に削除する場合は、「ゴミ箱を空にする」をクリック。
アメブロ記事は削除しかできない
アメブロでは、ブログ記事の削除か保持(公開しっぱなし)しかできません。
しかも、ゴミ箱(アーカイブ)機能すらないので、いちど記事を削除すると永久的に消されます。
よって、アメブロで過去記事の削除は慎重な判断が必須です。
ブログ記事の削除後にやることとチェック項目
消した(Googleから見えなくした)記事は、ほっといても勝手にGoogle検索から消えます。
しかし、削除後に以下の手順も一応行いましょう。
Googleサーチコンソールだけで削除はできない
Googleサーチコンソールに「削除」というメニューがあり、そこから削除申請ができます。
ただ、Search Consoleの削除登録機能は「Google検索からの一時的な削除」扱いなんです。
なので、記事そのものの物理削除(ゴミ箱やnoindex)を行ったあと、念のためサーチコンソールの削除申請を行うって考え方です。
削除が受理されると、「一時的に削除されました」と「削除」メニュー内のステータスが変わります。
期限切れになると、「削除の期限が切れました」となりますが、基本的には一生削除申請をやり続けなくても問題ないはずです。
古いコンテンツの削除リクエスト後、いつGoogleから消えるの?
サーチコンソールで古いコンテンツの削除リクエストしてから、いつになったらGoogle検索から消えるか?は多くの人不安になる要素の一つです。
消した低品質コンテンツがGoogleに削除される時間は公式説明では、「削除ツールで申請後、ページをGoogleの検索結果から 1 日以内に削除できる。」とのこと。
削除したブログ/コンテンツが、リクエストを送ってもしばらく消えないで検索結果に残るときもあります。
そんな時は、Google検索から消されるまで待つしかありません。
削除しなかったブログ記事でやるリライトの流れ
ブログ記事を削除せずリライトする際、最初に行うべきは現状分析です。
Googleアナリティクスやサーチコンソールを使用して、記事のパフォーマンスを確認します。
このデータに基づき、検索流入の少ないキーワードを見直し、より効果的なキーワードやブログの品質アップに最適化することが重要です。
コンテンツの構造や品質改善
リライトのステップでは、低品質な記事の見出し構造を追加・変更・整理し、読みやすさを向上させます。
段落を整理することで、検索エンジンと読者の両方にコンテンツ価値を再評価されるでしょう。
必要に応じて画像や動画を挿入し、コンテンツの充実を図ります。同時に、不要な情報は削除し、記事の質を向上させます。
これらにより、Google検索結果での視認性も向上します。
最新情報の追加とアップデート
情報が古くなっている部分を更新し、最新トレンドやデータを入れ、記事の信頼性を高めます。これは、検索エンジンに対し、「メンテナンスできている高品質なコンテンツだよ」と示す効果があり、SEOにもプラスに働きます。
インデックス登録リクエストの送信
最後に、リライトが完了した記事については、Googleサーチコンソールを利用して「インデックス登録リクエスト」を送信します。
Googleのクローラーがより早くブログの変更を認識し、検索結果に反映される処理を促すためにやっておきたい作業です。
その後、定期的に効果を測定し、SEO効果が現れるまで辛抱強く観察し、継続的な改善を心がけます。
量産するより高品質な記事を増やそう!
読まれない・アクセス数が少ない記事の削除について、記事削除が必ずしもSEOにとって良い影響を与えない場合も多いことをご理解いただけたでしょうか。
古い記事の削除は、あくまでもホームページ・ブログ全体の品質向上の1手段です。
リライトの検討を最優先に、どうにもならない記事を減らすための施策といえます。
ブログはむやみに記事数を増やすのではなく、読者にとって本当に価値のある、高品質な記事作りに力を入れましょう。
Googleからの評価も高まり、多くの人に見てもらえるはず。
良質なコンテンツの比率を増やすことが、ウェブサイトへのアクセス増加、そしてビジネスの成功へと繋がるのです。
「記事数・更新数」だけでSEO効果はないので、1記事の戦略とコンテンツの品質が重要になります。
「記事の削除も見直しもやってみたつもりだけど、SEOに好影響しなかった💢😭」方はぜひ、エイプリルデザインのお試しスポットコンサルか、またはSEO/ブログ運営支援をご検討ください。