初心者でも覚えとけ!的Googleアナリティクスの使い方/見方とは…?
ホームページ分析で重要な考え方から問題発見の基礎まで、(がんばって挫折せぬように)ご説明します。
- さすがにアクセス解析、勉強すべき?…でも、分析って難しい・・・・・
- アクセス数多いと、問題ない?
- 自社の数値、平均値より高い?低すぎる?
何すれば、どこ注目すればいいかわからない…「アナリティクス放置民」を救えることを願って。
「やっぱり、勉強はイヤ…」あなたは記事下部「まとめ」内のリストだけでもできるようになってみませんか?
目次
- Googleアナリティクスの使い方を覚えるべき理由
- Googleアナリティクスの初期設定方法 3つ
- Googleアナリティクスの始め方〜正しい設定が正確な分析を作る
- アクセス解析されない方法は、自分のアクセス除外設定やプラグイン
- 覚えておきたい、Googleアナリティクス基本機能の使い方
- ホームページアクセス数の目安 〜凹まない平均値の見方
- Googleアナリティクスの見方 〜初心者におすすめの解析項目と改善点
- アクセス数が少ない→ Googleアナリティクス使い方を知り、改善点をあげよう!
- Googleアナリティクス使い方のおすすめ本と勉強方法 2020
- アクセス解析レポートをくれるホームページ制作会社って…?
- Googleアナリティクスの使い方/見方 2020年版まとめ
Googleアナリティクスの使い方を覚えるべき理由
Googleアナリティクスとは、ネット完結のほか、教室や店舗でも、お客様動向やホームページ運営指針を知れる、非常に賢い無料ツール。
例えば、ホームページがあっても「レッスン/コンサート申込がインスタDMのみ」だと成果が分かりづらく、結局サイトがどうお問い合わせにつながった?かは分かりません。
稼働コンテンツが全てSNSやアナログだと、もっと不明な要素が増えます。
つまり「ダイエットしたいのに体重計乗らないわ〜」と言っているのと同じ状況。
逆に、なるべくGoogleアナリティクスで測れる導線や設定ができると「イメージ良くなったから〜」といった感想から「実感」にまず変わります。
痛い事実も細かく分かるため、改善ベースで悩みが前進する効果が。
スモールビジネスでは7割以上の人が、活用イマイチかも
Googleアナリティクスの認知度は・・・・?
中小企業〜個人フリーランス対象で調査の結果、存在自体が「何それ」レベルだったりも、まだまだ多い様子。
*サンプル数取れてないやん、過疎アカウントめ。と石を投げないでください(>人<;)
初?アンケートとってみます。大手企業以外の方のみお答えください。個人の方でも。
April Design エイプリルデザイン 🌸春メク💃Web制作+SEO風味 (@April_WebDesign) 2020年9月23日
自社サイトにGoogleアナリティクスを…
なお、私は3?4? (…ぇ?

逆に、アクセス解析なくても事業はまあまあ成功できるのでは…?
……ホッとされました?
ですが、ブラウザの「戻るボタン」をすぐ押すのは、少々お待ちを。。
やはり「問題に何も対処しない」ビジネスと「地道に問題を潰す」ビジネスでは、数ヶ月後、数年後…に雲泥の差が…とは、思いませんか?
すでに著名な企業も、大半がもう使っています。
つまり、成長を目指す企業さまにおいて多数派が活用できていない(多分)今、基礎的な使い方が分かっているだけでも、少なくとも1歩以上リードできる可能性を秘めているんです。
Googleアナリティクスの初期設定方法 3つ
Googleアナリティクスによるアクセス解析を始めるには、いくつか基本設定が必要です。
Googleアナリティクスの設定:基礎
Googleアナリティクスの初期設定と登録は、多数のサイトで解説されているとおり。
…じゃ味気ないので、サクッと簡単にまとめます。
- Googleアカウントに登録
- アナリティクスアカウント取得
- アナリティクスプロパティ設定
- 規約同意
- 好みのメール受信設定にチェック→保存
- トラッキングコード設置
- 設定できたか確認
GA4(Googleアナリティクス4)とは何?
GA4とは2020年新たに出た、新バージョンのGoogleアナリティクスです。
今までは「ユニバーサルアナリティクス」と言い、今んとこどっちも稼働させられます。
当面は無料情報も薄い上、見方も変わりすぎており、分析は旧バージョンご利用が安全です。
設置時に2つ併用で設定すると、移行せざるを得なくなってからでも移行がされる?予定だそう。
*こちら側も、GA4は流石にドキがムネムネでしてw
既存ユニバーサルアナリティクスのGA4移行はできる?
*今のユニバーサルアナリティクスデータをGA4に直接移行はできないっぽく、新規で初めてのアクセス解析設置されるかたは併用設定の選択肢がある・・・って理解のようす。
*現サイトがユニバーサル〜だったらGA4を準備しておくには、別モノとして作ります。
アナリティクスアカウントの取得からユニバーサルとGA4の併用設定まで
i.Googleアナリティクスにログイン。
ii.アカウント設定フローを進めていく。
iii.「ユニバーサルプロパティの作成」をオンに。
iv.自分のドメイン入力。
v.「Googleアナリティクス4とユニバーサルプロパティを両方作成」にチェック。
Googleアナリティクス4の設定方法
「設定」>「Google アナリティクス 4 プロパティの設定アシスタント」を開く。
上のボックス「新しい Google アナリティクス 4 プロパティを作成する」内「ようこそ」クリック。
(ユニバーサルアナリティクスの入ったホームページをお持ちの方は)「既存のタグを使用してデータ収集を有効にします」チェック。
→「プロパティを作成」クリック。
「既存のタグ〜」ができない人は、新しいGoogleアナリティクス4プロパティを作る必要があります。
新しいGA4プロパティ〜を作成すれば、既存タグに影響しないようです。
とはいえ、Web初心者は「既存ホームページのアナリティクス4への移行」を試さない方が安全かも…。
タグマネージャーで「新しいタグを追加」クリック→タグタイプ「Googleアナリティクス:GA4設定」選択。
「測定 ID」にアナリティクスの「設定>データ ストリーム>ウェブ ストリームの詳細ボックス内右上」から取ってきたIDを入力。
3.トラッキングコード設置のやり方
自社サイトのheadタグに指定された「トラッキングコード(gtag.js)」というタグを埋め込めばOK。
解析用htmlタグをコピペし、該当ページを全てサイトにアップロード(上書き更新)すると動きます。
4.Googleアナリティクスが設置できたか確認方法
Googleアナリティクス設置ができたか確認には「ホーム画面」を開き「アクティブ ユーザーのリアルタイム」を開きつつ、自社サイトにアクセスします。
「リアルタイム」確認後、「ユーザー0 → 1名」となれば一応の動作はOK。
その上でchromeの無料アドオン Google タグアシスタントで不具合の有無もご確認を。
WordPressでのGoogleアナリティクス設定方法
WordPressでGoogleアナリティクス設定をするには3つの方法があります。
1.プラグインで設定する方法
Google Analytics by Yoastプラグイン またはAll in One SEO Packいづれかのプラグインをインストール&有効化。
次に、プラグインメニュー内のトラッキングID入力ボックスに、先ほどの自サイト用トラッキングIDを貼り付けます。
WordPressのプラグインとは、手軽にサイト機能をつけてくれるとっても便利なツールです。
2.ヘッダーに直接埋め込み
プラグインなしでも、「WordPressのヘッダーに解析トラッキングコードを丸ごとコピペ」でもOK。
設置さえできれば、もっとも万能で手軽な手段です。
アナリティクス管理画面「管理>トラッキング情報>トラッキングコード」の「グローバル サイトタグ(gtag.js)」をコピー。
- WordPress管理画面の「外観>テーマの編集>ヘッダー」にてheader.phpを編集
- 解析タグを<head>内の最初の要素に貼り付け
設置場所が違うだけで、普通のHTMLサイトと同じ。
Googleアナリティクスの始め方〜正しい設定が正確な分析を作る
Googleアナリティクスは、まず正確な初期設定とデータ取得が超大事。

公開すぐなのに、割とアクセス数がたくさん!

…設定にご自身の閲覧を含めていませんか?
正しいGoogleアナリティクス設定が必要な理由
正確なGoogleアナリティクス設定が必要な理由は、データが間違っていたら、分析の信頼性も下がるからです。
特に、不要データ除外と設定の動作チェックはできる範囲でやっておきたいもの。
社員がいない、自分でも自社ホームページを見ない、ワードプレスにログイン…もほぼ行わない場合に限り、誤差の範囲になりえますが、
お問合せ処理、ページ確認、内容の更新など、何だかんだWebサイト閲覧するはず。
グーグルアナリティクスは、何も指定しなければ「空気を読んで、特定のアクセスを除外」してくれません。
だからこそ、一手間かけて設定しましょう。
インスタの「無意味フォロワーが多いと、分析も無駄になる」、コーヒーの「不良豆が混ざると不味い」、「わずかでも陽性なら感染者扱いのデータにする(?)」問題も似たようなものですね。
間違ったアクセス分析をなくすためにも、データカサ増しの軽減を。
URL設定は絶対に必要
グレーの左メニュー下部「管理(歯車マーク)」から「プロパティ設定」にて、自分のホームページの基本URLを設定します。
〜.comなどのドメイン名までをURL欄に入れ、「レポートでユーザー指標を有効にする」をオンに。
基本URLと訪問者の年齢性別データを取得できるようになります。
解析タグ設置後も、設定ミスにご注意
Googleアナリティクスやタグマネージャーで計測設定をカスタマイズされた方は特に。
アクセス解析設置後、当面は設定ミスがありえます。
直帰率低すぎる?アナリティクス2重計測の罠

Googleアナリティクスで自社サイトの直帰率は20%くらい!集客力すごい…。
平均値的に直帰率が低すぎるとき、設定間違いの可能性を疑う方が、賢明です。
GoogleタグアシスタントツールやHTML検証を使って、2重計測を調べてみてください。
また、複数のイベント計測設定などが悪影響するケースもあるみたいです。
*私もノーミスではないですが。。
アクセス解析されない方法は、自分のアクセス除外設定やプラグイン
まずは最低限、できるだけ「身内のアクセス」をGoogleアナリティクスのカウントから除外します。
- 自分の家や自社PCからのアクセス
- 社内の社員のアクセス
は基本的に「IPアドレス」を指定した除外設定ができます。
IPアドレスとは、簡単に言えば「ネットに自分が閲覧すると発行される、Web上の住所」の意味です。
プロバイダが場所によって割り当てています。
IPとは単に住所判別の仕組みのようでいて、厳密には、同じ場所からの訪問のIPアドレス変わる可能性も。
詳細は固定IP、などで調べてみてください。
Googleアナリティクス初心者は、ひとまず「自分のIPを使った解析されない設定もある」って覚えるだけでもOK。
会社のパソコン/自宅のIPアドレスの調べ方と除外設定のやり方
会社など普段のパソコンでIPアドレスの調べ方は、「サーバー監視/ネットワーク監視サービス」ページを表示するだけで、すぐあなたの現在の環境/PCのIPアドレスが表示されます。
確認したらGoogleアナリティクスに戻り、
- 設定>ビュー>フィルタで新規フィルタ作成、「フィルタ名」にわかりやすいネーミングをつけます。
- フィルタの種類>定義済み>「除外」「IPアドレスからのトラフィック」「等しい」と「除外」をチェック。
- 「IP アドレス」テキストボックスに調べた自分のIPアドレスを入力。
どこでもアクセス解析されない使い方
→プラグイン「Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」
ただIP弾くだけじゃ、カフェなど外出時のアクセスはカウントされてしまいます。
複数の場所で作業するなら、プラグイン除外も使ってください。
Google ChromeやFirefoxなどブラウザに「Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」をインストールで、簡単にプラグイン入りのブラウザからアクセス記録がされなくなります。
*アドオンは、基本設定のままだと他サイトへのアクセス解析も回避しちゃいますが。
ブラウザのシークレットモードは、アクセス解析される
シークレットモードは、アクセス解析されちゃいます。
あくまで「自分のパソコン内で」ブラウザ履歴を残さない見方なので…。
Google アナリティクス上では、シークレットモード(プライベートモード)だろうが関係なし。
ご注意くださいませ。
自分のスマホからのアクセス解析されない方法
iPhoneはスマホアプリ「AdFiter-広告ブロック」をインストール、自社ドメインをアクセス回避設定にすれば、スマホでもアクセスを残さないで済むようです。
iPhoneの方はやってみてください。
Androidスマホでの除外方法は、アプリがなさそうです。
代わりに、ブラウザをFirefoxなどに変更、「Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」導入でできます。
スマホ除外は、他に「Cookieで除外する方法」も。
どれも一長一短ですが。
アクセス解析されない設定の確認方法
アクセス解析されない設定をした後、自分のアクセスが除外されているか確認しましょう。
好きな自社ページにアクセスし、ホーム管理画面「リアルタイム」チェックがよくある方法。
厳密な確認は、身内だけが知っているようなページが要りますが…。
bot(ロボット)のアクセス解析ブロック
基本の自分ブロックだけでも、かなり正確な解析設定になりました。
ただ、たまにロボットやスパムっぽいアクセス元もあります。
同じく、「管理画面>ビュー>ビュー設定」にて「既知のボットやスパイダーからのヒットを全て除外します」にチェックして保存するだけで、一般的なロボットをブロック可能。
残ったスパムのブロック
さらに、どんどん出てくるスパムや怪しいアクセスの除外もできたらやっておきたい設定です。
完全には難しいものの、基本設定を知っておいても。
*より万全に除外設定やっておきたい!人向け。
スパム排除には「管理>フィルタ」からフィルタを作成し、ブラックリストを登録するイメージです。
何がロボット/スパムかは、ネット上のスパムリスト、または自分のGoogleアナリティクス内の怪しい参照元サイトが目安に。
覚えておきたい、Googleアナリティクス基本機能の使い方
期間を指定、比較で「変化」を分析
右上の日付プルダウンから期間変更したり、【変化】の見方は「比較」にチェックすると過去との増減が比べられます。
期間の変更と比較はよく使うので、使い方理解は必須。
アナリティクスデータをエクセルに出力してみる
画面右上「エクスポート」タブから任意の形式で表示中のデータを出力できます。
資料作りや、個人的に一覧性が欲しいときなどお好みの使い方で。
ディメンションで経路を組み合わせる、タイトル検索で気になるページを素早く分析
表中の見出し項目をクリックで、調べたい軸の順に変更できます。
ちなみに、ご覧いただいている「すべてのページ」では「タイトル」タブも便利。
直感的にわかりづらいurlの羅列から解放され、自分でつけたタイトルのままで表示してくれるビューになります。
「セカンダリディメンション」をプルダウンすると、グラフにもう1軸、調べたい尺度を追加できます。
例えば「ページA」の集客経路でどれが悪いか?などを調べたり。
「並べ替え」は、問題ページ発見を時短できる
上図「ページビュー数」の「?」アイコン隣にある上下矢印がございますが、表タイトルいづれかをクリックすると「平均滞在時間順」や「直帰率が高い順」で並び替え可能。
調べる軸によって比べやすくなります。
ページ検索、絞り込みで見間違えずに狙った記事を解析
「検索ボックス」にページ名の一部を打ち込めば、その語句を含むページのみ絞り込み検索できます。
虫めがねの隣「アドバンス」をクリックすると、さらに詳しい検索も可能。
複数のページから、パッと気になるページを絞りたい時に。
絞り込み設定できたら「適用」クリックで確定します。
ホームページアクセス数の目安 〜凹まない平均値の見方
1. アクセス数目標は「コンバージョン率」で計算する
狙うべきホームページアクセス数の目安は、自分で計算できます。
例えば成約率平均の1%とすると、月間100PVアクセスがあれば1件のお問合わせが来たらいい方。
月間目標問合せ数が5件なら、月間500PVくらいは必要…というのが、簡単な目標アクセス数の試算です。
なお、例外的にコンバージョン率が高く、数百PV程で目標達成するサイトもありえます。
が、
- 目標の内容/難易度
- 成果の出やすいサイト
- ブランディング、認知度、信頼性
など複数の条件が必須。
なので基本的に「ずっと月100PV。けどいつか魅力が伝わり、毎月50人お客様来るように…」なんて可能性は、ほぼ0と言っても過言ではないでしょう。
わずかな成約率だから、SEOなどマーケティングを駆使し、たくさんアクセスが必要・・・と。
2. 高すぎ?直帰率の目安

Googleアナリティクスの直帰率80%、高すぎる?((;゚Д゚))))

目安は知識として必要でも、直帰率だけを下げようとしないのがおすすめです。
直帰率が高すぎるか、自分のホームページアクセス数が目安より悪いか?は、他の状況もみてご判断を。
業種や自サイト事情もによります。
アクセス解析の平均目安データまとめ(*知ってもどうともならない)
アクセス解析の一般的な平均値は以下。
直帰率の計算は「入口ページの直帰数÷Aがランディングページになった総セッション数」で算出されます。
1.コンバージョン率 1%前後(BtoB等は異なる可能性が) 2.直帰率 60%以下(47.5%)
トップページが入り口の場合を除くと、直帰率はさらに悪くなると思われる。3.離脱率 40%以下 4.検索エンジン流入比率 閲覧開始の50%程度がSEO、つまり検索で訪問 5.入口ページ 入口がトップページ(ホーム)な割合:40%以下(サイトによっては0.5%程)
入口ページは上位20~30ページで全体の8割(入口が1000ページあっても)6.一人あたりの平均PV数(閲覧ページ数/1人ぶん) 1.9~4PV 7.新規セッション率 50%程度(状況による) 8.平均滞在時間 1分30秒~2分30秒 ・https://ajike.co.jp/switch/analytics_avarage/
トップページが入り口となる率は20数パーセントに過ぎない
・https://webtan.impress.co.jp/e/2007/11/27/2174
・https://webtan.impress.co.jp/e/2009/11/04/6727
直帰率の平均は、業界によって変わり、およそ50〜70%だそう。
記事内には、他にもいろんな直帰率データが紹介されています。
5.入口ページの他社アクセス数や割合目安は気にしない。
入口ページがどうなると理想的か、目安はハッキリと言えません( )
が、変なページばかり閲覧されたり、特定ページばかり人気すぎて偏りが大きいと、原因を調査すべきです。
8. 平均ページ滞在時間 目安
平均ページ滞在時間の目安は数分くらい。
他項と同様、相対的な見方がおすすめです。
数値の目安まとめ
つまりWebサイトに訪問しても、
- お問合せ率は超低い、
- 閲覧者の半数は、1ページしか見ずに離脱、
- 花形ページが新規獲得に有効と限らず
- 自分史上「最高」なブログも、じっくり読まれない
でも「普通」です。
想像とかなり違いませんか?
自分の中だけの「キラキラ分析」はおすすめしません!
ぜひ、Googleアナリティクスで現実と向き合ってくださいね…。
Googleアナリティクスの見方 〜初心者におすすめの解析項目と改善点
基本的なアナリティクス ホーム画面の見方

ホーム画面上部
グーグルアナリティクス管理画面にログイン後の「ホーム画面」上部ではユーザー数や閲覧時間平均、またそれぞれの変化率(小さいパーセント表記)をざっと見ます。
右上の青ボックスは、リアルタイム。
自社サイトが、たった今何人に見られているか?という意味です。
ふだん、大発見は少ないですが。
閲覧者(ユーザー数)が増えている?→サイトが育っている
ユーザー数と訪問者属性の把握は、サイト目的に対し
- 十分なアクセス数(人数)か
- どんな業種っぽいか
の理解に便利。
「ユーザー>概要」でユーザー数が前期間より増えるサイトは、Web運営がうまくいっていそうです。
成長傾向なら、2枚目みたいな緑色のパーセント表示に。
横ばい、どんどん減るなら、施策の方向性を見直すべきかもしれません。
ターゲット層の年齢・性別の割合が高い→ブランディング状況の確認
「ユーザー>ユーザー属性>概要」でターゲットの属性が多ければ、コンテンツがお客様像に大ハズレではなさそうか?がうっすらわかります。
細かい属性は、業種とかが分かるビューもございますが、そちらは参考程度かもしれません。
セッションとページビュー(PV数)の見方
セッションとページビュー数の増加は、訪問者が自社サイトに好印象なサイン。
導線の良さや「改めて見よう」と思わせる記事などが書けていそう。
なお、アクセス数アップより価格やサービスの見直しも、時には重要です。
「集客」は訪問経路の成果を見る場所
改善/執筆の後、適当なタイミングで「集客」メニューご確認を。
「集客>すべてのトラフィック>チャネル・参照元/メディア」内の流入元のうち
- SEOやSNS流入数
- 直帰率などが高いメディア別の課題
- 減った or 低い集客導線
をチェック。
検索ワードを調べるには、サーチコンソールとアナリティクス連携すると、Googleアナリティクス画面のままできます。
ただ、まずはサーチコンソール本体を使ってみてから、使いわけてはいかがでしょうか。
全体のアクセス数、人気ページ、課題ページを確認
「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」でトータルPV数はもちろん、ページごとの増減、問題を探します。
*図は期間比較したキャプチャ。
「行動>サイトコンテンツ>ランディングページ」では入口ページの変化を把握します。
アナリティクス コンバージョン率の見方:成約率を上げ、機会損失を減らす
コンバージョンとは、問合せや注文など最終目的が成約できた頻度や割合を意味します。
「コンバージョン>目標>概要」で大まかなお問合せ達成状況を確認できます。
まずはコンバージョン率1%を目指しましょう。
自分のサイト異常と対策が分かるのが一番大事。
お問合せ率が1%未満でも、絶対的に「悪い運営状況」とは言い切れません。
Googleアナリティクスで最初に目標設定が必要!
「Googleアナリティクスのコンバージョン画面に何もないよ〜」という初心者さんへ。
「コンバージョン」画面を見るには、計りたい目標を見れるようなコンバージョン設定が必要です。
コンバージョン設定やり方
では、実際にコンバージョン設定して「サイト目標」の管理をスタートさせていきます。
1.管理>目標>「新しい目標の作成」ボタンをクリック。
2.目標設定→「続行」ボタンクリック
3.目標の説明→「続行」
4.目標の詳細→「保存」
5.「完了」クリック
の順に設定。
実際にコンバージョンが発生すると、計測されてきます。
「目標設定」用語
目標設定>テンプレート:あらかじめよくある目標の系統が選べます。目標によっては「テンプレート」以外でも。
目標の説明:名前にわかりやすい名前(お問い合わせなど)、タイプに計測タイプ(URL踏んだ人をみるなら「到達ページ」でOK)
目標の詳細>到達ページ:成約率を計測したいページURLを入力。
直帰率を下げる=回遊率の高いサイトに育てる
「特に直帰されなそう」なページの直帰率が60%以上なら、改善の余地がありそうですね。
(ブログ記事は直帰率が高め)
直帰率を下げるコツは、
- 導入を改善
- 詳しくする
- 読みやすくする
- 表示を軽くする
- 関連記事を勧める
の4点が王道ルート。
思いつく限り、ブログの回遊率をアップさせてください。
思い込みページ改善、ちょっと待って!
Googleアナリティクス初心者の頃、データ分析に挫折し、ついイメージで目立つバナーやホームページを重視しがち。
「とりあえずトップのデザインを変更すればいい?」と、思考停止で見積もっていませんか?
ですが、基本的にトップページ(ホーム)が入口になることは少ないもの。
むやみに調整しても改善メリットが弱め。
特に中小企業サイトではブランド認知度がどうしても少なく、初めての訪問者がいきなりトップには来ないためです。
データを見て「本当の入口ページ」改善をご優先ください。
平均滞在時間を増やすコツ
【平均滞在時間が1分30秒未満のページ】も、ちょっぴり気になります。
また、サイト全体の滞在時間が少なかった場合、あまり熱心に読んでいただけていないかもしれません。
- 読み進めるメリット感
- 読み心地アップ
- わかりやすい図表、イメージ画像に変更・追加
あたりの改善がおすすめ。
増えたから成功、減ったから悪いではないんです。
たとえば、カテゴリトップなどの滞在時間が長ければ、「ページが分かりづらく、迷っているかも」。
時期的にトレンドじゃないのかも。
特定ブラウザとOS、スマホやタブレット閲覧環境を改善!
主にどんなブラウザや端末でアクセスされているかは、いちおう把握しておきましょう。
もう対応しなくていいブラウザの参考になったり、特定の訪問元からの成績が悪くないか、といった見方をします。

「スマホから結構閲覧されているのに、正直見辛いかも?」
なら、スマホ対応を始めるか、すでにスマホでも見られるなら、さらに使いやすくすべきですね。
場所は「ユーザー>テクノロジー>ブラウザとOS(図1)」と「ユーザー>モバイル>概要(図2)」。
図2みたいにグラフアイコンをクリックすると、みやすい円グラフや棒グラフが出せます。
他の画面でも同じ使い方なんで、ちょっと覚えておくといいです。
アクセス数が少ない→ Googleアナリティクス使い方を知り、改善点をあげよう!

アクセス数が少ないのはわかりました。毎日Googleアナリティクス見ますが…
見るだけじゃ、何も変えられません。

現状やデータは?ヒントはあるので、実際に改善行動するのが大切です。
凹む前に、いくつかヒント・考え方はあるはず。
何からホームページ改善すれば?データ分析から絞れるかも
Googleアナリティクスで課題を全て改善…は難しいモノ。
やるべき順番を決めましょう。
優先順位の例
あくまでGoogleアナリティクスの範疇では、ですが以下の異常が起きたら優先的に改善を。
- アクセス数が減り続ける
- 直近1ヶ月よりひどく悪化した項目
- 稼ぎ頭ページのアクセス数が減った
Googleアナリティクス使い方のおすすめ本と勉強方法 2020
Googleアナリティクスの効果的な勉強方法は、ざっくりこんな感じ。
- 基本用語、管理画面の使い方が分かる
- 数値の意味と目安が判断できる
- 分析前に仮説が立てられる
- 勉強を活かせる
定番画面の解説は【Google アナリティクスの使い方(公式)】が最も確実な情報源です。
「おや?」となれば随時ご確認を。
データは嘘をつかないけど、嘘つきはデータをつ… 自分も過信しない。
Googleアナリティクスは、まだまだ自動で問題点や本当に変化あった改善対策をレポートしてくれません。
データは万能薬ではなく、考える力が必要。
ともすれば、奇妙な分析となってしまう恐れもございます。
なるべく間違った見方を避け、焦らず結論を出しましょう。
アクセス解析に限らず、「あなたの知らない「詐欺グラフ」の世界」のような怪しいグラフが世には沢山。
「成功者(?)」の実績とされている要素はどんなものか?など、慎重なご判断をお願いいたします。
基本的な分析くらいで、誤解なさるリスクも多くはないと信じたいですが、念のため。
「お宝」に気づかず損しないためにも、しっかり勉強してみてください。
Googoleアナリティクス使い方 おすすめ本
初心者レベルでもわかっておきたい、おすすめ本だけをピックアップします。
アクセス解析レポートをくれるホームページ制作会社って…?

保守で「毎月アクセス解析レポート」してくれる会社見つけました。自社で分析いらずですね?
現状、知りえる事例が少なく恐縮ですが…
おまけ程度なら、レポート内容は簡単なものかも…
「Googleアナリティクス定期レポート込み」となっていても、ご期待されるわかりやすさや提案はないかもしれません。
安価な契約でできる限界や、ご自身の期待違い、誇大表現、と色々な事情が推察されます。
アクセス解析ツールだけでも限界があるのに、淡々としたデータ報告だと物足りないのは明白。
では別業者に、分析レポートを依頼すべき?
最低限なら「1Web担当者・事業主でも」習得できます。
まずは自分でアクセス解析スキルを勉強するか、コンサル類を受ける方が、自走力もつくかと思います。
ただ、2020年現在、高度な設定や使い方、となると勉強範囲がぐっと増えた感も。
曖昧な基準ですが、自力と他力はバランスよく使いましょう。
Googleアナリティクスの使い方/見方 2020年版まとめ
Googleアナリティクスは、使い方からして勉強が大変そうすぎて、敬遠されがち…。
逆に、(スタートアップビジネス等では特に)「ちゃんと頑張る」ほど、勘と経験と勢いのホームページ運営よりは差がつきそうです。
ホームページ運営に必要なのは、「どうなったら成功」の定義と目標設定、かつ、正しく準備を整えて「計測」し、改善し続ける力。
アクセス解析ツールが直接、ビジネス課題を伝えてはくれません。
面倒なところでもあり、チャンスでもあります。
ついでに、「注文に至らなかった」お客様や「解約顧客」が【やめた理由】も、本人が伝えてくれるケースはレアですよね。
「1年近く頑張ってきたけど、本当に十分な数のお客様に響いている?」「考えたつもりかも」
…と、少しでもお感じいただけたら幸いです。
・・・私としても、大きな声で言うほどでもないんですが。。
アナリティクス初心者はココだけでも理解しよう
記事が長すぎて逃げたくなった初心者さんは、下記ステップを始めるだけでも(多分)だいぶ違います。
- 基本的な設置
- PV数と人数(ユーザー数)を把握
- 上記が、確率的に欲しいお客様数に足りているか分かる
- 失敗ページ(や改善ポイント)と人気ページの違いが言語化できる
- 人気記事を改善→ランディングページ、すべてのページ
- 失敗ページを改善→PV数が少ない、平均滞在時間、直帰率・・・
アクセス解析でわかること▼
なんだか設置も怖い or 分析ができない…という方は依頼する、という手も一つです。
*当【Webカウンセラープラン】では、分析力アップ支援やご提案的なサポートをいたします。
*高度な分析/提案では、より最適な方もおられますが。
*「設置だけ」はお受けしておらず、制作込みです。詳細は「サービス説明ページ」。