情報発信ツールといえば、SNSやLINEで決まり?
いえ、発信の成約メカニズムが分からなければ、集客は夢物語かも。
情報発信ツールそれぞれの手段の特徴や業種/目的ごとの比較やおすすめの活用のコツを擬人化し、わかりやすくまとめました。
本記事では、最近のAIツールやSNS機能の難化事情を考慮した使い方に疲れない方法もお届けします。
発信ツールの選び方は、まずはこの記事をご参考に!
「どれが安全?一番売れる?」の検証事例つきで、地方企業/個人のビジネス別にご提案。
「選び方や最新支援ツール」については「情報発信ツールそれぞれの特徴 10媒体比較表 SNS以外含む」から読み始めてください。
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情報発信ツールとは何か?発信の種類
情報発信ツールとは、企業や個人がメッセージや情報を広く届けるために利用する手段です。その形式は多岐にわたります。
情報発信ツールの種類や用途を簡単にまとめました。
1 ホームページ
ホームページは、情報発信の中核となるツールです。
会社概要やサービス内容を伝えるだけでなく、検索エンジン最適化(SEO)による集客にも有効です。
自社のブランドを構築し、顧客に信頼感を与えるための重要な資産となります。
2 ブログとオウンドメディア
ブログは、企業や個人が自由に情報を発信できるプラットフォームです。
専門的な知識や体験の共有で、ターゲット層との信頼関係を築きやすくなります。
さらに、質の高い記事の定期的投稿で、検索エンジンの上位表示を狙うことも可能です。
ブログは「オウンドメディア」としてSNSやホームページから誘導するような使い方もできます。
3 SNSという情報発信媒体は自分の関心以上の拡散不可
SNSは、迅速で拡散力の高い情報発信ツール(発信媒体)です。
InstagramやTwitter(X)、Facebookなど、それぞれのプラットフォームが異なるユーザー層や特徴を持ちます。SNS広告の利用で、より多くの人に情報を届きます。
SNSのデメリット
多くのSNSツールは自分の【関心】からしかつながれません。
ターゲットとの関連性の向上が難しい上、ミュート🫥や個人事情、アルゴリズムなどで発信が表示されない場合も。さらに、アカウント停止や発信削除される恐れも抱えます。
資産ブログと組み合わせると、「成約率の高い情報検索者」に効率よくリーチでき、おすすめです。
4 オフライン発信
オフラインの情報発信は、直接的な接触を伴うため、強い印象を与えられます。
例えば、チラシポスティング、地域のイベントやセミナーでのパンフレット配布、看板広告などが有効です。オンライン発信と組み合わせることで、認知度をさらに高める相乗効果を生むこともできます。
看板・屋外広告集客のおもしろい成功事例
様々なマーケティング情報発信サイトで「看板集客王?」として著名な、きぬた歯科さん。このくらいやると、オフラインの情報発信にも効果が出る、という事例。
【マネされても「過去最高の売り上げ」】ってパワーワードですよね。
内容やデザイン、枚数なども自己流な手配りチラシ…では難しいと思います。
5 地域密着型情報発信ツール:NPOや地方団体に
地域のポータルサイト
地域ポータルサイトは、地元のニュースやイベント情報を一括して提供するツールです。
地元住民だけでなく、観光客や移住希望者にも役立つため、地域全体の活性化に貢献します。地方団体やNPOは、地域サイトに情報を発信することで、地元での存在感を高めることが可能です。
地域の情報誌
情報誌は、地域特定エリアへの強いリーチ力を持ちます。地元企業やイベント情報を掲載することで、地域住民への信頼獲得効果が高いです。
印刷媒体のデザインや広告内容次第では、長期間保存されうる要素です。
情報発信ツールそれぞれの特徴 10媒体比較表 SNS以外含む
情報発信ツールは、種類によって特性や利点が異なります。ホームページやSNS、ブログといった主な情報発信ツールの特徴を比較し、それぞれのメリットとデメリットを表形式で分かりやすく解説します。
用途に応じた選び方の参考にしてください。
ツール名 | 特徴 | メリット ⭕️ | デメリット ❌ |
---|---|---|---|
ホームページ | 信頼感・資産性が高い | どの経路でも見られる母艦 | 高コスト |
ブログ | 情報発信が柔軟、資産性高い | SEO効果、専門性の訴求 | 制作コスト&難易度 |
検索性が高い | 拡散力、若年層に強い | 投稿頻度多い | |
視覚に強い | 拡散力、若年層に強い | 投稿頻度多い | |
コミュニティ形成に | 年齢層の広さ、ビジネス向け | 若年層少ない | |
YouTube | 検索性が高い、資産性は「中」。長尺動画 | YouTube、HP、SEOと3つ以上の動線も可能 | YouTube内の直接流入には制約あり |
TikTok | 短時間動画 | 強力な拡散力、エンタメ性 | 一部業種には不向き |
1 ホームページの特徴:全ての母体
ホームページは、あらゆる情報発信の「土台」として機能します。
ホームページは、購入の判断材料と信頼感を高める静的コンテンツを提供し、会社概要や問い合わせ先などを明確に伝えやすい媒体です。
といった課題が、多くのHP失敗の原因と思われます。
2 ブログの特徴とSNSとの違い
.
ブログは、幅広い年齢層やターゲットの集客に役立つツールです。特に、圧倒的利用者数を誇る検索エンジンの恩恵を受けるためには、SEO対策を意識したコンテンツ作りが重要。
検索エンジンからの流入を増やすには、ブログでの情報発信を軸に据えましょう。
ブログは、適切に運営すれば少ない労力で長期間効果が続く“神“情報発信ツールです!
ブログのメリット
ブログとSNSの大きな違いは「資産性」と「情報の一覧性」にあります。
SNSは投稿が流れ、過去の内容を振り返ることが少ないですが、ブログはしっかり整理されて保存され、いつでもアクセスしやすい特徴があります。例えば、検索エンジンやソーシャルブックマーク、他のサイトから簡単に過去の記事にたどり着けます。
ブログ運営のデメリット
SEO対策をしっかり行わないと、初心者が検索結果で上位に表示されるのは難しいかもしれません。ただし、良質なコンテンツをコツコツと作り続け、他のツールを併用すれば、リスクを分散しつつ効果的に情報発信ができます。
ブログは「HPに収めにくい情報」を自由に発信できる場です。
専門的なトピックや顧客が抱える疑問に答える記事を書くことでSEO流入を増やすだけでなく、読者との態度変容を促すことも可能です。
【本物の資産記事】は長期アクセスを集め続ける資産となります。
事例
リノベ専科は奈良・京都を拠点とするリフォーム会社。
ブログでは王道の有益記事を発信し、インスタなども併用しておられます。
アメブロはSNS
アメブロはSNS系情報発信ツール。アメブロでSEO対策もできますが、やれてないアメブロ運営者が主流ですね。
noteはSNS寄りの準オウンドメディア
noteはアメブロとワードプレスブログの中間の目的に最適です。
基本、解析機能が付けられずSEO対策しにくいけど、できなくはないポジション。
アメブロよりビジネスやコンテンツに強いユーザーが多いのが特徴です。
事例
奈良の伝統野菜が楽しめる「農家レストラン 清澄の里 粟」のnote。
読ませる系コンテンツ数は少ないですが、日々の動物や食べ物の雑感をさらりと綴っておられ、とってもnoteの温度感にピッタリ💖
3 インスタグラムの特徴:実質動画ツール?
インスタグラムはもはや画像共有アプリを超え、短尺動画を中心とした情報発信ツールと化しました。
(静的投稿が全く意味ないわけではないです。)
特にリール(Reels)機能は、短い動画でインパクトを与えたいブランドや企業に最適です。視覚的な魅力が重要な分野、例えばファッション、料理、旅行業界などで効果を発揮します。
ただし、投稿頻度とデザイン統一感を維持する必要があり、運用には一定の手間がかかります。
インスタでも発信戦略によってはコンテンツが長持ちするかもしれませんが、再現性や健全性?の確保が困難そう。
インスタ発信、ブログとの違い
インスタは、レンタル告知場所。
ブログはツールの事情やアルゴリズムに縛られにくい情報発信ツール。
- ハッシュタグを複数つける
- 1日に1〜2回とSNSとしてはやや少ない、ブログよりは多い投稿頻度
- いいねとかされても意図が見えない
- ブログと比較すると、アクセス解析が難しい
若者は「ググる」よりも「タグる」説とは裏腹に、ハッシュタグの効果はもう弱い、ともいわれています。
私のまったり運用でも、ハッシュタグからの新規流入は数十%と一定の流入率にとどまります。
タグ検索だけでは本当の口コミに辿り着けない=自分にメリットある”いい情報”メイン。
「「ググる」や「タグる」はもう古い?マーケッターならおさえておきたいInstagramユーザーの「タブる」消費行動」によると、
と、情報収集においてかなり受動的な利用のツールです。
映えより商品・企画?
インスタもう一つのオワコン化は、似たような投稿の氾濫。ハッシュタグの投稿数が多すぎ、検索してもカバー画像からしか判別できず、良い発信が探しにくいです。
現在、目に留まる写真、そこそこのデザイン…だけでも、もたない。
商品と発信戦略にこだわりましょう。
事例
「ミルクドドレイク」は全国展開の生ドーナツ専門店で、奈良県にも出店しています。
ホームページはなく、インスタで情報発信から来店まで賄っているようです。
インスタ一点集中するなら、一定の運用スキルが求められると感じる事例。
4 Facebook集客の特徴
Facebookユーザーは幅広い年齢層ですが、特に30代~50代と年齢層が高めのユーザーターゲットにおすすめ。
企業向けには、広告機能やグループ機能でコミュニティを形成し、顧客との関係を深められます。一方、若年層の利用が減り、ターゲットによっては他のSNSとの併用が必要です。
実名登録な関係で、フォーマルな発信やビジネス利用者が多い反面、拡散力が弱いデメリットが。
Facebookのタイムラインで、投稿が必ずしも表示されない問題も。
2024年11月版!性別・年齢別 SNSユーザー数(X(Twitter)、Instagram、TikTokなど13媒体)
Facebookとインスタの違い
5 X(Twitter)の特徴
X(旧Twitter)は、速報性と拡散力が強みの情報発信ツールです。特にニュースやリアルタイム情報を発信する場として最適です。また、検索機能が便利なので、企業が顧客の声をダイレクトに拾い上げるプラットフォームとしても活用されています。
ただし、140文字という文字数制限から、簡潔でインパクトのある文章作成スキルが求められます。
Twitterのビジネス利用は有料版にすべき?
Twitterの有料版である「Blue」や「企業向けプラン」への課金で、投稿の可視性が向上し、詳細な分析データが利用可能です。ただし、コスト対効果を検討し、必要性を見極めることが重要です。
すべての企業・個人店・フリーランスに適しているわけではなく、ターゲット層や運用目標に応じた選択をおすすめします。
ブルーバッジも何もかもバッジはアホの自己紹介だと思います🙂↔️
— レビル くん (@Odessa_Forever_) 2024年12月2日
Twitterってそもそも140字でどれだけ表現できるかに醍醐味があるわけで
承認欲求を搾取されて換金されてるだけだと思いますわ
インスタとの違いとコツ:「必殺のTwitter攻略方法」はない
事例
「越前有機蔵マルカワみそ」さんは全ての味噌に農薬・化学肥料・添加物・精製塩・遺伝子組み換え原料を使っていない味噌製品の店舗・ECサイトです。
Twitterの他、YouTube、さらにサイトでは選ばれる理由・生産者紹介などのホームページコンテンツが良質で、レシピなどのちょっとしたコンテンツマーケティングまで行っておられます。
6 TikTokの特徴
TikTokは、短尺動画を通じて爆発的な拡散力を誇るSNSツールです。特にエンタメ性の高い業界や若年層をターゲットとする企業に適しています。
クリエイティブなコンテンツが求められ、独自性のある動画を作るアイデアや制作リソースが必要です。動画の作成・編集力が課題となる場合もあります。
7 YouTubeの特徴
YouTubeは、長尺の動画の情報発信に強いプラットフォームです。商品の使い方や企業の取り組みを詳しく伝えられ、教育コンテンツにも向きます。
またYouTube広告で、広範囲のユーザー集客も可能です。
ただし、撮影や編集にコストや労力がかかるため、計画的な運用が求められます。
YouTubeのメリット・利用例
YouTubeはGoogle検索とのW集客も夢じゃありません。
一方で店舗集客だと「積極的にYouTubeでお店を探す」よりは、公式ホームページ内の動画を見るユーザーが多いそうです。
よってブログの動画版を作ったり「生きた」自社サイトとの併用がおすすめです。
歯科医院を検討、選択する段階において動画を参考にしているユーザーはまだまだ少ないという結果に。
けんすうさんのFBポストが示唆に富みすぎ。
— Takaya Shinozuka / 令和トラベルCEO (@shinojapan) 2020年8月3日
・結論、起業家YouTuberはきつい
・YT vs 他SNSは、動画vsテキストで根本的に違う
・テキストは軽く移動するが動画は異なる
・YTは映像に慣れた猛者だらけ
・強YouTuberが日々30分動画を上げてて新人見る理由も薄い
・映像(TVなど)で認知出てからやるべき pic.twitter.com/dno5p6sIyV
デメリット「ホームページ代わりじゃない」
YouTube一本集客は難易度高いです。ホームページの代わりにはなりません。
コンテンツと規模、運用力次第。
YouTubeのビジネス利用事例
税理士YouTuberのヒロさんは、お役立ち動画でチャンネル登録者数、なんと12万人ごえでいらっしゃいます。
8 TVに出演しても集客できない?
テレビ出演は貴重な知名度アップの機会ですが、必ずしも集客に直結しません。
番組内容が微妙な場合、視聴者の心象やインパクトも損なうことも。
スポーツ振興など【業界全体の認知アップ】に期待されがちですが、SNSで多少盛り上がっても、一般人はすぐに忘れます。
そのため、出演後のフォロー、例えばホームページやSNSでの情報提供やキャンペーン連携が重要です。単発の露出に終わらせず、他のツールと連携する戦略が求められます。
これら受け皿が弱いと業界以前に、個別のお教室への関心を惹けません。
テレビ狙いより、まずは情報発信コントロールもしやすい「自己集客」を高めましょう。
9 【ネタ次第】プレスリリース
プレスリリースは、マスメディアや業界メディアを通じて情報を発信できる広報手段です。
特に、新製品の発表やイベント告知/独自調査や研究など、大きなニュース性を持つ情報を発信する場合に有効です。ただし、配信先の選定や内容のクオリティが結果を大きく左右します。
SNSとの併用で、リーチ数増加に貢献する媒体です。
10 LINE@(公式)の特徴:SNSツールやない。
LINE@公式アカウントはSNSというよりは、メルマガ的情報発信に強いツールです。
クーポンやお知らせを迅速に配信できるため、リピーターの獲得や関係性の深化に役立ちます。
お店を知っているor既存客にお得情報の配信、予約や連絡手段など1対1コミュニケーションツールとしての利用目的が特徴です。
(「LINE、Facebook、Twitterはそれぞれ異なる目的に利用されている?」によるとLINEは連絡ツールが圧倒的(「連絡手段(友人)」70.3%、「連絡手段(家族)」41.1%)、という調査結果。)
ただし頻度や内容に細心の注意を払い、ユーザーにうざがられない配信が求められます。
SNSとラインの違い
SNSやブログが受動的集客に対し、メルマガと同じく、「プッシュ型発信ツール」の一つとされます。
SNSとラインの違いは、既存ユーザーとのエンゲージメント維持・強化に向く点。
メルマガやLINEなしで集客できないわけではないです。
メルマガを導入しない理由
開封率、負担増、最適策?
個人的にメルマガを読まない理由
- 話についていくのがめんどくさい
- 尊敬はしても崇拝するほどの人(毎日、その人のメッセージが欲しい)がいない
ライン、やらなきゃだめ? SNSとLINEを組合わせるのね?
「インスタとLINEのステップメールをやれば、ホームページ要らないですよね?」
こんな、LINEのSNSとの変な組み合わせ吹聴への注意点を周知します。
「インスタからLINEに誘導」は詐欺的な使い方
最近、「インスタからLINEへの誘導」という手法が広く使われていますが、そのやり方には注意が必要です。
例えば、無料プレゼントや特典を装いLINE登録を促す手法は、ユーザーから不信がられる場合があります。
あくまでLINEは個人的な連絡ツールで、ビジネスや店舗アカウントと友達になりたくないんです。
長期の信頼獲得には、LINE以外の集客方法の優先を。
使うなら商品価値と安全性、あと「LINEをワンクッション挟む正当な理由」をご提示ください。
SNSや公式ホームページ自体が認知されていない状況では、LINEで集められる友達リストが数人から十数人にとどまる可能性が高く、あまり集客は期待できません。
誰が言ったか「インスタ×LINE」最強説
「インスタ×LINEが最短の集客法」説には、大きな落とし穴が。LINEの登録者を増やすには、まずホームページやSNSで十分な集客力を持つ必要があります。
結局のところ、アクセスもブランディングも少ない状況で複数の発信ツールを用意しても、顧客に移動を強いるだけで実効性は薄いと言えます。
情報発信充実のうえ、活用を。
「LINE@/メルマガに登録しないとサービス説明の詳細が不明…」では、警戒されます。お客様が気になることは、必ずオープンな場で情報発信充実を!
もちろん、「LINEのステップメールや教育(笑)メール」を「インスタMAツール」に切り替えても本質が変わらなければ、怪しいままですw
事例
「地域ゆかりの百貨店」は日本全国の銘菓を厳選したお店。
ホームページはブランディングと基本情報を担いつつ、公式LINEにて入荷情報やイベント情報を発信しています。
ラインのリスクも
ラインの危険性も「何度も個人情報流出」や「信用スコア同意措置」などで指摘されています。
企業のLINE公式アカウントは積極的にはおすすめできません。
ただ、ラインじゃなければ大丈夫、でもなく現状の代替ツールはメルマガ以外ないですが。
不安だけど皆使ってるし・・・その「みんな」がセキュリティを保証してはくれないです。
2024年最新SNS/情報発信ツール利用者数 ユーザー年代層別一覧
2024年の最新データを基に、主要な情報発信ツールやSNSの利用者数をまとめました。人気SNSのランキングや年齢層別の利用動向、情報収集ツールの利用割合について詳しく解説します。
SNSの年齢層と利用者数/ユーザー数ランキング
【2024年12月版】人気SNSのユーザー数まとめ|X(Twitter)、Instagram、LINE、TikTokなど
2024年時点調査でのSNSユーザー数ランキングでは、Instagram、YouTube、Twitterが上位を占めています。
年齢層は「若者のTikTok、中高年・シニアのFacebook、若者からミドル世代も使うTwitter、インスタ」。
若者は「大人」が増えたSNSから離れがちで、「スマホの利用時間は昨年に続き1割増/全年代でInstagramの利用率が上昇」などでも報告されています。
情報収集ツールの利用者数と割合
上図はSNSツール利用者数に検索ツールを加味し、独自にまとめたものです。
正確なデータは下記を参照。
情報収集の手段としてSNSも人気ですが、Google検索は同等に広い市場規模で利用されています。
SEOは、今も手堅い情報発信ツールなんですね。
調査では「SNSやってない割合」は推定20〜36%。閲覧すらしてない人は少ないです。
参考
情報発信ツール/方法おすすめサービス選び方 企業・個人・EC・地方
情報発信ツールの選定には、ターゲットや目的に応じた最適な方法を検討する必要があります。
企業、個人、ECサイト、地方企業など、それぞれが抱える課題や求める効果に基づき、業界別に具体的な選び方について解説します。
「きっと私のインスタに共感され、LINEに登録されて…」
…というのは、リアルな集客導線と乖離しているかも…。
参考記事が消えましたが、インスタやLINEは友達とのDMに、親密度によって繋がるツールを使い分けているとのこと。
若者を中心にビジネスアカウント運用そのものより、SNS広告がやや有利そうな示唆が出ていました。
2 自社ビジネス目的に合った集客ツールを選ぶ
情報発信ツールは、無料かや発信の簡単さだけで決めず、目的に応じて選定する必要があります。
見込み客ユーザー数が少ない媒体でいくら待っても、集客できないです。
例えば、新規顧客の獲得が目的ならSNSや広告、既存顧客との関係を深めたい場合はメルマガやLINEが適しています。また、SEOに重点を置く場合はブログやホームページが強いです。
3 企業の情報発信手段
企業の情報発信はブランディングや商品・サービスの認知拡大が主目的。
ホームページやブログで詳細な情報を提供しつつ、SNSや広告で認知を広げるのが一般的です。また、BtoB企業ではビジネス特化型SNSや業界誌での情報発信も有効です。
4 個人の情報発信手段
個人での情報発信は、ブログやSNSが主な手段となります。特に専門性や個性を活かせば、共感を呼びやすく、フォロワーを増やすきっかけになります。
個人での発信は低コストで始められ、リスクを抑えながら挑戦しやすいのが魅力です。
5 ECサイトの情報発信手段
ECサイトでは、商品ページの充実が超・重要です。
詳細な商品説明やレビュー、FAQなどを整備し、訪問者が安心して購入できる環境を整えましょう。
また、SNS広告やGoogleショッピング広告活用で、より多くの顧客にリーチ可能です。さらに、リピーターを増やすために、メールやLINEでのキャンペーン情報発信もおすすめです。
SNSや自社ECの「口コミ(UGC)促進施策」も忘れずに。
これらを組み合わせ、売上アップの仕組みを構築できます。
6 教室/スポーツの情報発信手段
教室やスポーツ関連事業では、地域密着型の情報発信が重要です。
ホームページでは授業内容や練習スケジュールを公開し、SNSでは日々の活動の様子を発信することで、親近感を持ってもらえます。特にInstagramやTwitter、YouTubeを活用すれば、写真や動画を通じて生徒や参加者の成果を伝えやすくなります。
また、地元のイベントや情報誌との連携も、おすすめ発信方法の一つです。
以下の調査でも分かるように、教室やスポーツ振興にもホームページが重要となっています。
習い事のお教室や先生はどのように探しましたか?
- 1位:パソコンのインターネット検索から (31.3%)
- 2位:スマートフォンのネット検索から (25%)
- 3位:知人からの紹介 (18.8%)
- 5位:友人からの紹介 (6.3%)
- 7位:チラシ (3.1%)
パソコンから教室特色をじっくり理解して選ばれています。
ホームページの情報は生徒さんにとって大切な教室選びのポイントとなりそうです!
同調査から教室に通い始めた後に「ネットで共有」が2位と活発。
つまり、新規集客の第二フェーズでは「生徒さんがよりSNSで拡散したくなる施策」が有効です。
発信手段は、必要性とコスパも考える
例えばLINEで関心高い人に「教育」と称したメッセージ配信をすすめるマーケター(か?)がいますが、その【教育】が本当に必要か?考えましょう。
メールマガジンもどんどん新規顧客獲得のコストは高くなっていると言えます。
結論:黙って良いホームページ作ろう。SNSは補強用
情報発信ツールが無料だらけは信頼性や一覧性の点で不利で、良質なホームページが最優先です。
などSNSは比較的市場規模の小さい情報発信ツール・手段です。
当方もSEOからが9割。
「とはいえ・・・予算がない、ビジネスの軸が曖昧すぎて(今は)依頼できない」方や「SNSで十分な成果を得られ、HPは迷っている」人の次善策や、明らかにホームページはオーバースペックな場合に、SNSはおすすめです。
ひとまず最低限の簡易LPやごく小さなホームページを自作で立ち上げたっていいですし。
・・・と、(私含め)長年ホームページ制作業者さんが似た主張をされてきたかと存じます💦
が、響いていなかった?ようで……(滝汗)。
社交ダンス教室の先生が、複数の情報発信ツールによる集客の検証を行ってくださいました🙏
結果は・・・・「他の広告手段よりホームページ圧勝」だと。
情報発信ツールを賢く活用するコツ-企業/フリーランス(個人事業主)
情報発信ツールを有効に活用するためには、ただ運用を続けるだけでなく、明確な目標を持ち、ターゲットに合わせた戦略を構築すべきです。また、データ分析により発信内容を改善していくことが成功の鍵。
効果的な情報発信の具体的なポイントを紹介します。
1 情報発信の目的設定
情報発信の成功は、明確な目的設定から始まります。
例えば、ブランド認知の拡大、商品販売の促進、顧客との関係構築など、達成したいゴールを具体化しましょう。目的が明確だと、使用ツールや発信内容も自然と適切な方向に定まります。
2 ターゲットに合わせた情報発信戦略
成功したければターゲット層に応じた情報発信戦略を立てるべきです。
例えば、若年層がターゲットならInstagramやTikTokが有効で、ビジネス層にはFacebookが適しています。
さらに、顧客のニーズや課題を深く理解し、それに応えるコンテンツ提供で、発信の効果を高めます。ターゲット分析は、ツールの選定と同時に行うべき重要なプロセスです。
3 情報発信の基本ルール
- プロフィールとカバー画像・文章・アカウント名にこだわる。
- 発信ポジションを説明。
- 膨大な情報の中、可処分時間を自社発信に使っていただく工夫
- 同業者以外まで深くリサーチ
SNSガイドライン 参考
投稿前に見ておきたい!SNSコンテンツ作成時のチェックリスト
企業のSNS活用がうまくいかない主な原因
特に4番目が根深い問題です。— 池下|SNS評論家・ホットリンクCSO(チーフSNSオフィサー) (@hotto_ikeshita) May 15, 2020
4 オンラインだけでなくオフラインも発信を
情報発信はオンラインに限らず、オフラインでの活動も無視できません。地域イベントへの参加や、パンフレットの配布、看板広告など、直接接触を通じて顧客とつながれます。
特に地域密着型のビジネスでは、オフラインとオンラインの両方を連携させると、チャンスが広がるんです。
5 データ分析で発信改善を繰り返す
情報発信の精度を上げるには、データ分析を通じた改善が欠かせません。
SNSのインサイト機能やGoogle Analyticsを活用して、閲覧数やエンゲージメント率、クリック率などの指標を把握しましょう。データを基に、発信内容やタイミングを調整し、集客できる発信を目指します。
改善の繰り返しで、将来の成功が近づくはずです。
中小企業/個人が疲れない情報発信SNSツールの連携方法
情報発信を効率よく行うためには、複数のツールをうまく連携させることがコツです。
ただ、無理に多くのプラットフォームを運用すると、運用者が疲弊してしまうデメリットも。シンプルなツールの連携方法や、負担を減らすコツを紹介します。
SNSやるなら、指名検索や、SNS拡散したくなる商品・企画を。
1 やらなくていいツール連携例
WordPressブログでの発信を決めたなら、まずワードプレスを育てるべきです。
「アメブロから一生誘導が必要なワードプレスブログ」はお金と時間のムダ。💦
「アメブロっぽいコンテンツを、バンバン自由に運用したい」特殊な場合以外は。
2 SNSの連携は細部をプラットフォームに合わせる
SNSを連携させる際には、内容の一貫性を保ちつつ、プラットフォームごとの特性に合わせて微調整を行うことが重要です。
例えば、Instagramではビジュアルを重視し、Twitter(X)ではカジュアルで簡潔な文章で情報を伝えるなど、各SNSの特性に応じた最適化により、情報発信の効果を最大化できます。
Twitter,Instagram,Facebookの使い分け具体例
伊藤久右衛門さんのSNSの使い分け具体例をみても【テキスト>写真】です。
3 ブログやSNSの発信内容「ベース」は同じでいい
ブログとSNSの内容は、同じテーマを基にすると効率を高められます。
例えば、ブログで詳細な解説を行い、それを要約or分解した形でSNSに発信することで、ユーザーに異なる深さで情報を提供できます。個人でも少ない労力で複数のプラットフォームに対応可能です。
SNSのストーリーズ・リール・ライブなどで、自社の考え方やリアルタイム性の高い発信を挟むと、認知拡大や関心の深化を狙えます。
4 社員複数人でマルチポストしない
情報発信を複数の担当者で行う場合、各社員のSNSで似たような告知やPRをさせると知り合いも被り、同じ相手に「うざい重複投稿」となり、要注意です。
また、発信内容の過度な監視、コンセプトや内容のズレが生じないよう管理してください。
5 SNSツール、使い方に慣れるまで一つに絞るも◯
初めてSNS運用を始めたり、個人・中小企業でリソースが限られる場合、まずは一つの発信ツールに集中するのも良い方法です。
例えば、ターゲット層が多いInstagramやTwitterから始め、そのプラットフォームに慣れてから他のSNSに拡大すると、少ないリソースでもスムーズに運用できます。
情報発信ツールの導入時の注意点:どっちが安全…はほぼない
情報発信ツールの導入は、さまざまなリスクや課題をあらかじめ理解しておく必要があります。
その注意点と対策を解説します。
1 セキュリティ対策とプライバシー保護の高いツールは望み薄
セキュリティとプライバシー保護は、情報発信ツール選びに見逃せない要素です。
漏洩リスクや信頼性の確認だけでなく、社内リテラシー向上も重要です。安心して利用できるツールはほとんどないため、導入前の徹底調査の上利用を。
「LINEのプライバシーがやばいなら、代替アプリは?」
「インスタとツイッターどっちが安全?」
G、FB…etcどれも怪しすぎて、本物の日本人による中立な国産SNSと検索エンジンを待ち続けています😅
人気発信ツールは、発信や情報が抜かれてる前提で慎重にご利用を。
webサービスのSNS連携もしない方が無難かも?
2 エアレペルソナ、Signalも危険か?
LINEから他の情報発信ツールへ移行する動きが一部で広がっています。いっとき代替メッセージアプリとしてエアレペルソナやSignalが注目されたものの、これらもリスクあり。
エアレペルソナは表向き「国産」ですが、一部では中国系企業との関係が指摘されています。
Signalも含め「ツール側の資本構造やデータ保護方針、さらに各国や政府などの技術力や権限が不明で、どれも個人情報や通信内容の扱いに懸念が残ります。脆弱性を突かれるかも。
3 将来性を見極める
情報発信ツールの導入は短期メリットだけでなく、長期目線も考える必要があります。
流行に左右されやすいSNSなどは、プラットフォーム自体が衰退するリスクもあります。一方、ホームページやブログは将来にわたり有効活用でき、安定性重視派にはおすすめの選択肢です。
4 機能が多すぎて使いこなせない時の優先順位付け
多機能な情報発信ツールも、すべての機能を使いこなせなければ無駄ですか?
いえ、まずは情報発信の目的に直結する基本機能を優先した利用方法が大切です。
例えば、データ分析が必要であれば解析機能、顧客との連絡重視ならチャット機能を優先するなど、ニーズに応じた活用が求められます。
情報発信・分析効率化ツールやAIの使い方
効率的な情報発信や分析には、ツールやAI活用が有効です。
特に、時間やリソースが限られる中小企業や個人にとって、超便利ツールになります。ツール紹介や、AIを使った分析・情報発信支援の方法を解説します。
1 分析/リサーチを支援してもらう
AIやツールなら、膨大なデータの分析や市場調査を短時間で行えます。
例えば、Google Analyticsではウェブサイトの訪問者動向を詳細に把握でき、SEMRushやAhrefsはSEOにおける競合調査を支援します。
さらに、AIツールを使えばトレンド理解や競合のコンテンツ分析も可能で、より精度の高い戦略を立てることができます。
2 発信を支援してもらう
AIを情報発信支援ツールとして利用すると、時間を大幅に節約できます。
例えばCanva AIを使えば、魅力的な投稿デザインを簡単に作成できます。また、ChatGPTのようなAIツールを使えば、投稿文の作成やアイデア提案も可能です。
ChatGPTによる企画の提案・添削や、定期投稿を自動化するスケジュールツールも使うと、作業の負担を軽減できます。
3 Instagram動画に自動キャプションを生成するCapCut
InstagramリールやTikTokでの動画発信では、キャプションの有無が視聴者のエンゲージメントに大きく影響します。
CapCutは、動画編集を簡単に行えるだけでなく、自動でキャプションを生成できる優れたツールです。
4 その他AI/MAツール…はあまり使ってない・汗
インスタ向けマーケティングオートメーション(MA)ツールやAIの導入率はまだ低いのが現状です。
特に中小企業や個人事業主にとってはツールの学習コストも気になります。
あのMAツールもちょっと齧ってみたものの、詐欺的以外の使い方ってけっこう難しいんですよ( ºωº )チーン…
無料で試せるツールもあるため、まずは手軽に始められる選択肢から試してみると良いでしょう。
情報発信の個人店や地方ビジネスの活用パターン例
地方の個人店や中小企業にとって、情報発信は競争力を高める重要な手段です。顧客と関係を築きながら、集客やブランド力の向上を図ります。
地方ビジネスでの情報発信活用例、成功のポイントとは?
1 認知拡大/アクセスアップ
SNS広告や地域限定のGoogle広告で、ターゲット層にアプローチします。さらに、地元情報サイトや地域イベントへの参加も、アクセスを増やす有効な方法です。
地域住民や観光客からの注目を集めます。
2 ブランディング
地方ビジネスや個人店では、他と差別化できるブランドを確立する目的にも使えます。
ブランドの核となるコンセプトやストーリーを明確にし、それをSNSやホームページで発信することで、ターゲットに強い印象を与えます。例えば、地元の素材を使った製品や、創業エピソードは、親近感や共感を得やすいです。
3 信頼関係・親近感を築く発信内容
顧客との信頼関係を築くための、共感を得られる発信も定番です。
例えば、商品の開発秘話やスタッフの日常風景、顧客との触れ合いの様子を投稿すると、親近感を感じてもらいやすくなります。また、ユーザーから寄せられる質問やコメントに真摯に対応することで、信頼関係がさらに深まります。
こうした「顔が見える発信」は、地方や小規模なビジネスで特に有効です。
4 成約率アップなど
信頼感を高める発信は、成約率の向上にも直結します。例えば、実際の利用者の声や口コミを発信することはおすすめです。
さらに、実績や受賞歴、具体的な数値を示せば、顧客に安心感を与えます。また、疑問点や不安に対するFAQの提供で、購入や来店を促せます。
5 淡々と告知、メニュー情報発信
商品のラインナップやサービス内容の告知も、重要な情報発信の一環です。
ただし、一方通行な宣伝ではなく、魅力的なデザインや、利用シーンを想起させるようなストーリー性を持たせてください。
特にSNSでは、店舗によっては、いっそひたすらメニューやサービス告知に徹すると、無意味or過度or低品質な有益発信による疲弊を防げます。
6 集客
イベント情報やキャンペーンの告知で、集客力を高めることが可能です。
例えば、地域限定の特典や割引キャンペーンを打ち出し、地元住民や観光客にアプローチしたり、SNS広告を活用してリーチを広げたり、地元メディアとの連携で、より集客効果が期待できます。
7 採用
スタッフの採用もいい情報発信の目的の一つです。
自社の雰囲気や働き方を伝え、応募者に安心感を与えることができます。
例えば、SNSでスタッフインタビューや職場の様子を発信すると、求職者の共感を得やすいです。また、採用情報をホームページで公開することで、幅広い層へ届きます。
まとめ:情報発信ツールで地方・後発の可能性を広げる
それぞれの情報発信ツールの特徴やメリット・デメリットを理解し、目的別に賢く使い分けましょう。
自社や地域の特色を生かしながら顧客とのつながりを深め、継続的な学びと改善で発信力を高めて確実、かつ広範囲に情報を届けるのがコツです。
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