「デザインは売上アップ効果に強く貢献する。ブランディングしろ、って聞くけど、無難なデザインとかで全員に売りたい・・・」
「明らかにダサいデザインじゃなきゃ、正直いいかわからん😒安い業者ってだめ?」
など、デザイン依頼を軽く見ていたり、決め手に欠けるとお感じの企業様へ。
「デザインによる売上アップ効果」を、ホームページ制作&ビジュアルデザインの事例を交え、ご説明します。ぜひ、デザインの重要性を考えたり、相談すべき業者選びのヒントに。
記事数に頼りすぎないウェブ運用も支援できるホームページ制作フリーランスです。
エイプリルデザインでは自分らしく消耗しない、ブランディングWeb活用を提唱。「ずるい競合に負けない」ホームページコンテンツ執筆支援も対応。カジュアルな無料サイト診断からご相談いただけます。
目次
“良いデザイン”はコストダウンで売上貢献!
デザイン侮るべからず!
目にするホームページや広告の量は膨大で、全ての制作物が印象に残ったり、記憶されたりしているわけではありません。
しかも、ホームページが多少ダサくても繁盛店だったり、逆に「キレイ」なホームページが期待するほどではなかった、後悔している…という方もいるかもしれません。
そんなこんなで、否定的に見られる「デザイン」の売上貢献。
でも、味方につければ絶大な効果となったり、「今まで悩んでたことは、何だったんだ!」となるポテンシャル大なんですっっ。
「素人だから、よくわからない…」と、安易に発注先を選ぶのは、損してるかもしれませんよ?デザインが人の印象・購入に与える効果をお話します🌸
1.デザインで離脱防止し、購買意欲を高める
人は言葉や文字だけでは、情報・気持ちなどのニュアンスをパッとイメージできにくい生き物。(口頭説明に「絵(ビジュアル)」を加えるだけで、記憶に6.5倍も残りやすくなる、脳は文字よりも画像を好む!?)
テキストにグラフィックデザインが加われば、視覚&エモーショナルに訴えかけることで、商品やサービスのイメージを瞬時に伝えられ、脳の原理的にも、その印象も長持ち。
人は数秒で、そのWebページを見続けるかどうか?簡単に決めちゃうんです。
だからこそ、「逃げたくなるホームページ」を避けなくてはなりません。
超美麗デザインじゃなくとも売上アップできる!
サービス運営に役立つかもしれない、小さな工夫で「人間の行動」変わった事例
— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) May 12, 2020
① 過程をみせたら体感速度が上がった
② フォント変えたらスープが美味しく
③ 繁盛してるイメージ言葉で売上2倍に
④ 口頭で表明させて無断キャンセル1/3 pic.twitter.com/r74gX4WscO
ペルソナを見直して成功した事例
"コスパクオリティ"なデザインで、売上を阻む「ザル」の穴を塞ぎましょう。
"コスパクオリティ"は今わたしが作った造語です( ̄▽ ̄;)
何が言いたいかと言いますと、「xx賞受賞」「実績xx件」「有名企業ホームページ制作実績!」・・・何もかもが、こんな凄そうなデザイン事務所に依頼しなくても、お悩みを程よいコストで、適度に解決できる小規模制作会社さんやフリーランスは確実にいます。(1人や2人のフリーランスなどで、何でもできるわけはありえませんが…)
コスパクオリティ、つまりある程度のデザインができているだけでも、ホームページからの離脱を防いだり、「うさんくさい」でなく信頼感を持って初回の購入や、その後のリピートに一役買ってくれます。
ただし、確かにビジュアルはイメージ訴求に大活躍してくれますが、それなりのクオリティや目的・課題に合ったデザインでなければ、集客できないのも事実です。
中小企業で予算をデザインにかけすぎることは躊躇される場合でも、ある程度の品質はクリアしたクリエイターを選ばれるのがオススメです。
あなたはそれでも、賞味期限の短いデザインを、「安いから…」という理由で選びますか?
*現在、事業がうまくいっていれば、「重要度低そう・・・」と判断されてしまうかもしれませんね。。(汗)そういうケースでも、ブランドを高めるため、デザインに価値はあります。
デザイン変更で売上がアップした商品事例
うさんくさいLPをまともにしたらお問い合わせ率が2.5%→8.3%まで上がった話
*全てのホームページで、この事例と同じくような売上アップになるか、はケースバイケースです・・・
楽しくなければスーパーじゃない!買い物でワクワクさせる…リアル店舗の逆襲 サミット社長・竹野浩樹
社員は『ここまでやるのが変化なんだ』と気づいた。まさにターニングポイントでした。
2.中小企業や個人ができる、ブランディング課題の解決方法まとめ
ホームページで売上を上げるためにお客様を逃しそうなトラップは意外とたくさん。
- 怪しくない?
- 自分が求めるサービスっぽいか?(デザイン、文章)
- 使うの難しそう
- このサービスを受けると、ハッピーそう
- めっちゃ痩せそうなど、結果への期待
- フォームがめんどい、やっぱやめとこ
- ホームページが分かりにくい
穴が無数にあるホームページと、運用・改善で少しづつ効果アップできるHPなら、後者の方がいいですよね。
なので、表面的には見えにくいデザイン要素も、売上を左右するんです。
基本的な失敗は避けられても、キャリアや知識不足だと気づかない課題もあり、クリエイター個人の能力によって違いの出やすい部分でもあります。
参考
ブランディング方法と手段

「でもブランディング相談って、お高いんでしょ…?」

ご安心を。ブランディングには、予算とリソースに応じ複数の手法があります。
ロゴ・ホームページ・パッケージデザイン | ブランドを体現できるロゴ類を作る。高コストだが、効果持続性が高い。 |
---|---|
キャッチコピー・セールスライティング | ペンで目指すブランド強化。ホームページやパンフレットも、些細な文章で伝わるように。
魅力的な紹介文・商品説明の書き方とは?売れる文章にも、優しさと自由を。 |
コンテンツマーケティング | ブログ・SNSなど、顧客向けコンテンツでアクセスを集め、売上につなげる。万能性が高く、低コスト。
【図解あり】コンテンツマーケティングとは何か?簡単に。不安と不安と企画手順とブログ始めたい |
サービス再編・向上 | 接客や業務フローなど、顧客タッチポイントで細かなサービス改善を図る。
即効性は低いが、工夫と地道な努力により「変えの効かなさ」がさりげなく積み上がる。目立たない強みほど、競合が手を出しづらくなる、との期待も。 ユーザー調査に潜むウソ。リアルなお客様の声を知る方法 |
ブランド認知広告・意見広告 (*) | ブランド思想や純粋な認知拡大目的で広告を出す。街角・新聞・雑誌などSNSで繋がりにくい層にも接触できるチャンスに。 |
中小企業や個人こそ、リソースを考えつつ、賢くブランディング方法を使い分けるべき。
少しうまくいって余裕が出たのち次の施策に挑戦なさると、低リスクに伸ばしやすいかと考えます。
また、同じ人と同じ課題を話し合う状態に疑問を感じたときも、突破口になるかもしれません。
ブランディング広告と意見広告の使用事例
シャボン玉石けんによる、無添加の重要性にハッとする広告
広告と店舗ディスプレイの掛け合わせで、自社ブランド最大のPR点を訴えかけています。
「シャボン玉スノール」のキャンペーン「真実は裏に。」がブロンズを受賞した。商品裏面の成分表示を消費者に確認してもらい、無添加の洗濯せっけんブランドとして、差異化を図ることを目的に実施。売り場では商品を裏返してディスプレイし、テレビCM、新聞広告と連動して、違いを訴えた。
https://www.advertimes.com/20140428/article155365/
3. デザインアイデアで売れ続ける仕組みを
作りっぱなしのデザインは、余計なリメイクもなくコストは抑えられますよね。
ただ、年中同じ商品を回すので、「いつ買っても同じ」印象に。
そこで、ターゲットやイベントごとに特別アイテムを作っていくと、「何となく買い」や「ご褒美・記念購入」を促せます。
集めたくなるデザインで年間購入・リピート改善
まずはパッケージデザインを考えてみましょう。
コスト削減のため、年間通して同じデザインを採用していまいがち。中身を変えなくても「限定だから買っとかなくちゃ!」と、特別感を持たせられる販促ワザです。パッケージが変わるだけでも、新鮮な気持ちで楽しめます。
「ハロウィンパッケージ」などがパッと思いつきやすいですが、他にも例えば、何種類も味がある食品だと、味ごとに遊び心のあるエッセンスを入れ、「全種類コンプリートしたくなる」「集めたモノをSNSでシェアしてみたい(インスタばえ・ツイッターばえ)」みたいな方向でも、拡散という形で貢献してくれそうですね。
プロダクト、店舗など、顧客に触れるデザイン次第で購買意欲や満足度がアップします。
4.ブランディングデザインで価格競争に勝ち、売上アップ
- 価格や品質、営業などのマンパワー
- 「スペックが好評で売れてはいるけど、実はやや危ういと感じはじめている」
これでは、常にコストや商品価格などに疲弊しやすいですよね。
モノも情報も飽和している現代、それだけでは長期的には危険でしょう。
そんなお悩みに処方できますのが、ブランディング。
忘れられにくい商品は(企業/サービスも)、大抵自社製品や広告などにデザインの効果を活用しています。
みなさん、今までに食べた食パンのメーカー名は言えますか?
1週間前にみた、近所の店舗チラシの店舗名は全回答できますか?
・・・・・どうでしょう? 大抵はムリですよね?
つまりそういうことです。
「どこかで見たような」「特徴などの訴求が弱い」モノだと、人はすぐ、脳内の「どうでもいいフォルダ」に格納され、やがて消えます。
その商品の特徴や理念を強く表すビジュアルなら、見るものの印象に何かしら、爪痕を残すことができます。
そして、その同じトーンのデザイン展開や情報発信をあちこちで繰り返し見ることで、「よく見かけるあの**な感じの(わたし向きの)お店!」「あ、こういうコトを解決するなら、あのサービスがいいんちゃう?」とネットで調べるきっかけになりやすくなったり、実物を見たときにも、商品イメージがすでにかなりできており、選ばれやすくなっていることでしょう。
価格競争から、未来のお客さまに「自分のこだわりにぴったりな買いたいやつ」「ちょっと高いけど、お金をかけたい」と思わせる商品・サービスの立ち位置にステージアップできます。
5.リブランディング/リデザインによる売上アップ・サービス成長の成功例
デザインが直球的に売上アップに貢献する事例だってもちろんあります。
デリケートなお悩み商材を多く扱っているので、持ち歩いていても恥ずかしくない、お客さまが「可愛い!」と思えるパッケージに特徴があります。
とはいえ見かけ倒しではなく、オーガニック原料を使うなど「本物」にこだわっています。
1ヶ月で2年分を売り上げたあきたこまち新パッケージ
「専用」ポジショニングとデザインで新市場を提案した事例
成功事例、かは不明ですが「ギフト用のおしゃれな卵」と今までになかった市場を開拓。
常時食べるには高額な商品でも、贈答品になら買う言い訳にもなり、また、自分用にも関心を持つきっかけにもなりそうな。
独特で素朴なイラストが、特別感を高めています。
上記のブランディング成功事例で見ると、
・「全世代・万人うけデザイン」からターゲット(ペルソナ)を明確にし、刺さるブランドデザインを作ること
・時代に合わなくなったら、リ・デザインのタイミングかも…
・無難にとどまらず、高クオリティに。
がデザインで大成功する重要ポイントと言えそうですね。
売上偏重に注意
とはいえ、「売るためなら、メディアで取り上げられるためなら」といった思考は厳禁。
「ナチュラルなパッケージデザインだけど添加物てんこ盛り」など欺くような販売手法は、長くは続かないと考えています。
■ デザインと売上アップ効果は関係する! まとめ
どのデザインアイデアからも
「少しでも安く」「少しでも高い価値を」「少しでも多くの人に」
というデザインへの知恵と情熱が感じました。
自社ブランドで、次のように頭を捻れば売上改善につながるかもしれません。
- "コスパクオリティ"なデザインで売りやすく
- デザインの工夫でさらに満足度アップ
- ブランディングデザインで、価格競争に流されない
- 売上アップ・ステージアップした事例も
- 見かけからでなく、自社が生きて成功できる市場を探せ!
デザインの力を信じるか、信じないかはあなた次第です(オカルト番組ナレーション風😎)