コンテンツマーケティングとは何か?定義や手順を簡単にご案内。
企画提案・社内説得の方法、企業メディアの始め方まで、ぎゅっとまとめました。
「というか、まず『コンテンツ』って何?」今さら聞けないレベルの基本から説明。
結論:やめたほうが良い時も。
コンテンツマーケティングは「企業ブログ書けば売れる、って宣伝か」「どうせ無理…」と深く調べようとしない企業担当者様には、不向きな宣伝方法です。
こんな経営者/Web担当者におすすめ
- ブログ発信を始めるべき?
- 社内と上司を説得する提案って?
- 地元企業がバズったので、うちもやりたい→簡単??
- 予算や社内体制、規模的に無理では?
- コンテンツ書けるかも不安。
難易度の高い「コンテンツマーケティング導入提案」やブログ担当者の任命。
企画手順を知って、Webサイト運営の難しさも面白さも広まりますように。
自分のささやかな痛い経験からのため、企画のさらなる改良がおすすめです(汗)
売れないといった課題解決の目的なら、他の課題が先の可能性はございます。
高難度な「ブログ運営」のブログを書いています。
「某ジャンルたった2記事で某ビッグワード最大順位70位」のほか、他のミドルキーワードでも一定の順位( )を実現。
記事数に頼りすぎないSEOやウェブ運用も支援できるホームページ制作フリーランスです。記事上限数まではコントロールできませんが重複の少ないブログ運用をご提案できます。
HP制作、ブランディングやコンテンツ設計からご相談いただけ、コンテンツマーケティングでの疲弊を抑えられます。
目次
- コンテンツマーケティングとは何か?
- コンテンツとは?うまくいかないコンテンツマーケティング課題あるある
- コンテンツマーケティング支援の費用相場が高額な理由
- コンテンツマーケティングとSEO対策の違い
- コンテンツマーケティングの種類
- セリングブログだけで集客しにくい理由
- コンテンツマーケティング7つの導入メリット (リンクベイトが得意)
- Q1.コンテンツマーケティングの目的/KPI・ブログが必要な理由は?
- Q2.広告や現状のキャンペーン以外に面倒なコンテンツいるの?
- Q3.ブログマーケティングより、ランディングページがラクでは?
- Q5.コンテンツマーケティングの費用対効果や成功事例、期間は?
- Q6.どんなコンテンツを発信すればいい?
- Q7.コンテンツマーケティングは重要そうだけど、売れているよ?
- Q8.人材不足。。ブログやコンテンツ作成の時間、どう作れば…?
- Q9.誰がブログ/SNS書くの?
- Q10.コンテンツマーケティング制作の勉強やおすすめ本は?
- つまらないと言われない!面白いコンテンツ企画に改善するには?
- SEO/コンテンツマーケティングのサイト設計手順:作成〜目標達成の基礎知識
- 上司を説得できるコンテンツ企画提案書にまとめる
- 企業のコンテンツマーケティングとは、集客術だけじゃない。失敗しない手順を知って始めよう
コンテンツマーケティングとは何か?

広告は企業都合。唐突な宣伝は、無視されます。
*営業やSNSのいいね営業も、(ある種の)広告よりですね。
コンテンツマーケティングとは、簡単に言うと「企業が伝えたい事」と「潜在顧客(ミライのお客様)と既存顧客」をコンテンツで自然とつなぐビジネスマッチング施策です。
広告や商品ページではできない種類の集客や、態度変容に最適。
- 認知・購入者数の増加
- リピーターのファン化
にうってつけの販促です。
コンテンツマーケティングの基礎
「新商品情報の入手経路」はテレビ広告や店頭よりもネット検索が多い
コロナ騒動( )によるオンライン戦国時代は「移動」のハードルが爆上がり。
ビジネスに「オンラインコンテンツ」が必須となりつつあります。
しかも、「消費者に選ばれるコンテンツが」です。
「コンテンツマーケティングとは何か」参考記事
コンテンツって、ブログだけ?いえ。すべてはコンテンツになる。

引用:http://www.smartinsights.com/wp-content/uploads/2012/05/content-matrix.jpgより改変。
ブログだけじゃなく、ホームページ・SNSなどネットからオフライン体験まで、あらゆるメディアがコンテンツになります。

SNSを組み合わせると、自社サイトの集客力も高まります。
SEO流入は重要ながら、SNSも大きなインフラ。
実際、何か購入するとき複数の情報源を見ませんか?
1つだけの集客ツールではハイリスク。
SNSも活かせば、全体アクセスの底上げやユーザーの維持・育成の有力資源になます。
店舗なら、面白い取り組みで楽しさや顧客満足度を上げるのも、一つの方法。
多彩なコンテンツアイデアは大変ですが、「コンテンツ=ブログ書け」なんて単純な発想では、偏った解決になりかねません。
コンテンツとは?うまくいかないコンテンツマーケティング課題あるある
ブログかSNS運営中の企業さまへ。
コンテンツマーケティング目的でのコンテンツとは「つまり、何」だとお考えですか?

自分はすでにコンテンツマーケティングできているのでは…。

見込客と通じあえればこそ、購入されます。
情報は知りたいけど【情報だけ】が知りたいわけではないのが、購買心理。
見たくなるコンテンツが望まれます。
興味の高まった読者には、自社商品である理由や世界観を語るコンテンツも有効です。
マーケごっこから点を線につなげる進め方へ
また、「SEO対策はやっている気がする」「既にツイッター運用中だ」といった、部分最適は問題です。
課題を思考整理するようなWeb運営が、「コンテンツマーケティングらしい考え方」と言えます。
例えば単に「フォロミー」「メルマガはこちら!」と連呼しても、「行動する理由」が薄いと見込み客に購入されません。
散らかって気づけなかったマーケティング課題も、見つけやすくなるはずです。
コンテンツと言える基準とは
単なるブログやSNS発信と、「コンテンツマーケティングできている」との違いは上図になります。
ゆるい発信の排除ではなく、コンテンツの意図やレベルの深さの判断材料に利用いただきたいのです。
ぼやっと発信は「未熟コンテンツ」
「量産型コンテンツ」・「無難コンテンツ」はその境界線。
大切な視点が抜け、イマイチ響きません。
あくまで商品を知ってもらい、選んでもらうための発信が「売れるためのコンテンツ」。
訪問者は悩みを解決するか、商品選びのヒントを知りたいわけです。
細かい課題の解決により、どんどん良いコンテンツが書けます。
コンテンツ読者へのサービス
「これで無料?」「調べてもわからなかったやつだ」と予想の斜め上を行けたら、最高のコンテンツです。
また、悩みを調べた時の心理に寄り添うと、好感度が高まります。
できているとは言っていません。
有名ブランドのSNSって平凡ですが?
大手ブランドのコンテンツが「誰でも書けそうな内容」で「お洒落なだけ」にも見えますよね。
あれでメディア運用が成り立つ理由は、十二分なブランド資産を構築ずみだからです。
「ヴィトンのメディアを見たい」人と、そもそも「ひよこ薬局のSNSをフォローしそうな」ターゲット層の人数では、比較になりません。
また、実は簡単でない、超高度なコンテンツだったりも。
コンテンツマーケティング支援の費用相場が高額な理由
コンテンツマーケティング費用相場は、なぜ高いのか?
- 某コンテンツマーケティング支援会社:月額60万円~
- 某Web制作会社のコンテンツ制作:1記事60万円~
- 某社のメディア構築関連初期費用:**0万円〜
- (格安以外の)記事作成代行:1本数万〜10万円程(某社モデルケースで月15~20万円程)。
激安コンテンツSEOの時代、検索結果はコピペ・パッチワーク記事の巣窟でした。
でもGoogleも怒って、とっくに問題コンテンツを日々パトロール中です。
もちろん月10万〜程度でアドバイザリーされる業者様も。ただ、高額サポートと同レベルのコンテンツ支援は厳しいでしょう。
安心できる企業様が、制限のあるライトプラン等ご用意されている場合も考えられますが。。
コンテンツマーケティングの成果は理解度次第
ちょっと探せば良いブログメディアに出会える令和時代。
単に「悩みに答える記事が書ける」コンテンツまででは力不足かも。
なので、コンテンツ設計するにも課題発見するにも「良質なコンテンツとは?評価されなかった理由は?」を見つけるスキルがより求められます。
ライバル企業が猛者だらけなら、貧弱コンテンツでは難しいのです。逆も真なり。
つまり、ビジネスが好調または、簡単に上がる1検索ワードの効果で満足で、「十分にマーケティングできた。ブログやSNSの負担を抑えていきたい」と捉えている企業様も少なくないかと。
コンテンツマーケティングを始める上で、業者選びと必要な作業・費用コストの判断は、大変ですよね。
自社ブログは、コンテンツ施策次第で効果も拡大するのか、もう成果を上げる限界なのか…。
抱えすぎず、焦りすぎず、コンテンツ計画を進めてください。
SEOだけでは?
いえ。SNSもキーワードマッチ感やコンテンツクオリティがからむ仕組みがございます。
例えば、インスタでは「無関係なハッシュタグ」は逆効果な様子。
また、利用者のリテラシーが上がり、企業コンテンツを鵜呑みにせず、「精査」されています。
発信側になった瞬間「テキトーで伝わるだろう」「安い業者を見つけた!」と軽く考えると大間違い、かも。
社内のコンテンツクオリティ向上は、時間もかかる
「ささっとで良いので、なにか書く」だけで成功するなら、1〜2時間で作業は終了です。
少々のリサーチ・校正込みだと、ライトな書き方・ボリュームの記事でも最速1日〜4日くらい。
目標や期待する効果、コンテンツ種類によっては、さらに多くの期間がかかります。
SEO知見も確かで、かつレベルの高い執筆に慣れたライターさんなら、やや高速化できるかもしれませんが・・・
コンビニ感覚とはいかないでしょう。
コンテンツマーケティングとSEO対策の違い

コンテンツマーケティング、オウンドメディア、SEO対策…違いとは?
ようは、SEO対策やるか、やらないスタイルかの違いです。
使い分け
- コンテンツマーケティングとは「コンテンツ」で顧客と関わるマーケティング方法全般
- コンテンツSEOとは、コンテンツにSEO対策も施し、検索流入を増やす方法
- オウンドメディアとは、戦略問わず「自社メディア媒体」の総称
つまり、コンテンツマーケティングの一部にコンテンツSEOが、「SEO対策」の一部にコンテンツSEOが居る、と。
SEO対策=コンテンツSEOじゃない理由

う〜ん、結局「SEO対策で検索上位に引っかかり、売れる」って話ですね?
SEO対策自体も、そもそも「検索上位に上げる秘術」ではないんです。
SEOで選ばれるのは「みんなが最適だと好んだコンテンツ」。
ただ、検索ロボットに親切な「狭義のSEO対策」も必要なため、コンテンツマーケティングは裏技扱いされやすいんです。
また、「SEOできている」と「自社ブランドが好き」、「売上が上がる」にはいくつもハードルがあります。
簡単じゃないですが、コンテンツ貢献の壁を越える工夫も必須です。
コンテンツマーケティングの種類
コンテンツはお買い物への近さで分けると2種類あります。
購入直前のセリングコンテンツ(成約)と、外部から応援されるリンクベイトコンテンツ(拡散むき)。
例えば、「ガイドや商品ページのみのネットショップ」、「サービス案内やアクセスのみの店舗ホームページ」はセリングコンテンツだけ。
セリングコンテンツの目的は、購入への誘導
セリングコンテンツとは、販売目的のコンテンツ。
- 商品ページ
- 商品特集
- 料金相場、商品比較、買い方
などが該当します。
商品を直接アピールでき、売上貢献が明確なので、多くの企業で重視されているコンテンツです。
リンクベイトコンテンツ(「知りたい・面白い」コンテンツ)
リンクベイトコンテンツとは、「知りたい」「楽しみたい」など見込み顧客の生活よりのコンテンツの意味。
「生活者の自発的なSNS拡散や被リンク紹介に強い」のが特徴の、知識系・エンタメコンテンツです。
まだまだ存在も知らず、購入意欲も不明確なお客様が対象です。
目的は「ウケるww」「なるほどそんな効果が…!」と購入へと感情を動かすこと。
購買フェーズ別にコンテンツ像整理 〜カスタマージャーニーマップとは?
購買ステップを生かし、もっと具体的に考えるとアイデア発想がスムーズです。
ターゲット層が見込客から実際にお客様になるには、基本的な段階があります。
「カスタマージャーニーマップ」と呼びます。
お客様の「モード」に応じたコンテンツを整えていくと、計画性ある発信に。
「お客様になってくれそうな人全員」向け発信は、伝わらないリスクが高いです。
ブログ運営がわかりやすい例ですが、SEOを想定し、探されるキーワードから話題を選ぶと、自然とそこそこなニーズが満たせます。
購買ステップ別に以下3点から探されてみては?
「まるっとわかる!SEOキーワード選定」より
新規集客には、「準顕在〜潜在顧客」へのアプローチが大切です。
ミニマルなカスタマージャーニーマップ分類
潜在顧客 |
|
---|---|
顕在顧客 |
|
リピーター(既存顧客) |
|
*詳細版は関連記事へ。
セリングブログだけで集客しにくい理由
消費者はすぐにものを買わず、価格比較も簡単です。
杓子定規な商品説明だけだと、なかなか選ばれません。
- 「買う気なかったのに、なぜかポチった…」
- 「最初は欲しいと分かんなかったけど、悩みが解決しそうで…」
な体験ありませんか?
「売らない」コンテンツの必要性はすごく高いです。
2種類のコンテンツをバランスよく
Webページの訪問理由には、2種類のお客様がいます。
- 買いたい“今すぐ客”
- 情報収集中の“これから客”
2つのお客様候補、どちらのアプローチも大切。
“今すぐ客”には後押しコンテンツを、“これから客(潜在顧客)”には啓蒙やお役立ちコンテンツを届けます。
世には「潜在顧客」の割合が圧倒的に多く、潜在層向けコンテンツも必要です。
コンテンツマーケティング7つの導入メリット (リンクベイトが得意)
1.中長期的な高コストパフォーマンス
コンテンツSEOでは長期的な利益が安定します。
ブログに惹かれる顧客の獲得が狙えます。
2.自然な被リンク構築によるSEO対策
SEOに有効とされる被リンク。ですが「自然な」リンクじゃないと危険。
被リンク対策は「紹介したくなるコンテンツ」ありきです。
外部からリンクされている数と検索順位に、厳格な法則はございません。
なお、「セリングコンテンツ(商品ページなど)にSEO対策はできない」とは言っていません。
(売り込みのないコンテンツにより)ホームページ全体に自然な被リンクが増え、SEO効果が高まる「だろう」とされます。
3.見込み客が購入者に育つ
リンクベイトコンテンツに直接購入させる効果はないが、間接的には繋げられます。
例えば、あなたは社交ダンス教室の経営者。
「何かエクササイズかダンス系の習い事がしたい」ヤマダさんがいたとします。
最初はまだ習い事をするか、ダンスかすら未定。購買意欲はすごく低いですね。
ヤマダさんは、まず「ダイエット 習い事」「ダンス 初心者」などと検索して情報収集を始めます。
知りたい情報のある1ページに訪れ、ひとまず満足しました。
後日、まだヤマダさんは悩んでいます。
そこで、「ダンス 運動苦手」と検索窓に打ち込みました。
また貴社サイト内のコンテンツに行き着きます。
「このサイト、詳しそう。」とサイト内でダンスの始め方やエクササイズ効果に関する記事を色々と読むように。
徐々に「あれ?運動音痴でも大丈夫かも。ジムも考えたけど、ダンス楽しそうだし、やってみようか」。
と、すっかりやる気に。
ヤマダさんは今や、ダンスへのモチベーションも、ホームページへの信頼性も高く、お問合わせも時間の問題・・・と思いませんか?
コンテンツ例
4.説明コストが減る・顧客満足度も高まる
似た問い合わせ対応や伝わらない魅力を何人にも説明する手間を減らす目的でも、ブログを書くべき。
詳細:ネットショップ運営の「大変」をちょっと効率化するアイデア
一例
5.リンクなど、ブログを紹介される
「参考になる」「素敵、みんな読んで!」と気に入られれば、拡散される可能性が高まります。
感情を動かすのは、ただの商品ページには苦手です。
6.ホームページ運営を学ぶなら最適
ボタンの並びをわかりやすくしたり、キレイなバナーを置く対策も重要ですが、根本的な訪問者が少ないと施策のインパクトはイマイチ。
アクセス数を確保しやすいブログがあれば、メディア運営を通して汎用スキルがつきます。
「ちょっとのデザインや文言で、売れるようにしておいて」は非常にお応えしづらいものが。
7.顧客ニーズ発見など、内から整えられる
コンテンツのアクセス履歴やオンライン行動を「測る」材料が増え、お客様が本当にやりたかった事や課題ポイントを発見できます。
(あとコチラは恥ずかしながら不案内ですが、)広告やデジタル接客的な何かを使ってみたいときも、年代や属性が見えていると、便利そうです・・・多分。
8.ブランド力が高まる
コンテンツが選ばれやすくなれば、「検索から」以外でもあえてあなたのメディアを見る理由が増えます。
理想はブランディング面も高めるべき・・・ですが難しく考えず、商品に合う雰囲気やコンテンツで信頼されるポイントを作っていきましょう。
- 自社の方向性の指針に
- 理解されたい想い/スタンスを伝えられる
- 分析で深いニーズが分かる
- 競合調査から、改めて自社の課題や強みに気づける
- 潜在ニーズのある予想外のターゲットにも知られる
・・・と、成果以外のメリットもたくさん。
ツイートで「ニーズ把握」好反応だったサービス開発したら”1週間で20万PVに”
— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) 2019年11月25日
ツイッターで「こんなサービスほしい!」目に見えて反響あった(2,000RT)
↓
ニーズを感じたため本開発へ(1.5ヵ月)
↓
フォントお試しサイト「ためしがき」を公開したらツイッタートレンド入りhttps://t.co/MP9BsoEMWC pic.twitter.com/E2O0jJEhnz
Q1.コンテンツマーケティングの目的/KPI・ブログが必要な理由は?

ブランドスイッチや認知をとるには、質の高いコンテンツが必須です。
なにかポジションを取らないと厳しい
ブログもSNSも、消費仕切れないほど情報量も増大。
良質なコンテンツ抜きの顧客アプローチは、もはや困難です。
最悪、商品の実力とは別に、ネットで「目立つ」同業他社の評判が定着する恐れが😨
令和2年データ流通量の推移
2019年11月時点で日本の総トラヒックは約12.7Tbps、年間15.2%増加。
コンテンツマーケティング導入の効果/目標・KPIの提案
やると何が良い?何を目指しており、何がコンテンツマーケティング成果とすべきか?を言語化します。
KPIは、「根本的な目的達成(KGI)の手前の、効果チェックできるプレ目標」といったところですかね。
KGI→売上向上・事業拡大、KPI→お申し込み数・お問合わせ・会員登録数・アクセス数・SNSエンゲージメントなどの増加。
費用対効果が証明しづらい性質上、「測れる指標」からの推測になるでしょう。
- 現在1記事、月間**PVで、現状ではは月1件のお問い合せも厳しいです。
新規記事と品質改善で、注文増加を目指します。 - SNS併用で顧客リスト、ファン化、認知度、拡散、指名検索数の向上効果もございます。
反響は、アクセス数、流入経路、成約数、お客様の声などから判断できます。
ホームページ集客が厳しい「目標との乖離ポイント」を説明してください。
売上アップには、アクセス数・成約率・継続率アップなど多面的な改善が大切で、コンテンツはいづれにも有効です。
コンテンツマーケティング評価指標参考
Q2.広告や現状のキャンペーン以外に面倒なコンテンツいるの?
「費用をかけたホームページがあるから…。」
「商品が良いし、広告やセールもやるのでコンテンツ発信なんて要らない。」
…ほんとうでしょうか?
キャンペーンの課題、コンテンツのメリットを伝えよう

コンテンツSEOによりアクセスアップできた事例
(正確にはサーチコンソール内の成果)

「期待に応えるコンテンツ」なら、ブランディング資産が築けます。
広告より将来のコスパが良く、予算が少ない企業こそコンテンツに注力すべき、と強調しましょう。
1,500円×100件=150,000円
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/24069/
1万円の商品を100件売ろうとした場合、15万円のリスティング広告の予算となります。
依頼するにしても、GoogleのAIに動いてもらうために必要なデータを得られる予算規模も考えると、毎月少なくとも30−50万円程度は必要、できれば100万円以上がスタートラインです。そしてかけた広告費用を少なくともペイできるパートナー探しが必要です。
https://www.roundup-consulting.jp/post-13872/
ユーザーの85%は広告を無視し、検索結果を重要視
https://insights.newscred.jp/content-marketing-statistics
現状がうまくいかないなら、ノウハウや発想の転換が必要。
コンテンツマーケティングをおすすめできる理由にもなります。
Q3.ブログマーケティングより、ランディングページがラクでは?

LPは「集客やホームページ運営を楽できる、万能ツール」じゃありません。
LP(ランディングページ/縦長1ページのホームページ)は、単品通販などの窓口によく使われますが、LPデザインや文章だけで集客している訳ではないんです。
仮にランディングページが検索上位になっても、情報は1ページ限り。
費用や簡単そう感だけのランディングページ制作には、良くご注意ください。
ランディングページだけでSEO対策は超難関。
ランディングページだけでのSEO対策は難易度が高いです。
理由は以下。
- SEO上位コンテンツ並みの文字数が確保しにくい
- 1pだけのホームページ vs.全40pのホームページ。勝つのは多分…
- 見た目重視でデザイン画像の比率が多い
1.
「5000字や1万文字書いても無駄…」かは要検証です。
が、お客さんがびちっと詰まった(SEO対策狙いの強い)LPを読みたいか?も十分に考慮すべき。
例えば、
- お勉強感のある、
- ワクワクしない、
- ミーハーオシャレ女子向け商品のランディングページや
- キレイ目オトナ女子向けランディングページ
がベストかどうか、です。
2.
SEOがページ数争いではないものの。
無理にページ数を分けたり増やしても、効果は見込めません。
3.
多少、画像テキストを読み取る技術が高まったとしても、(または、ALTタグを書いても)傾向でいえば、プレーンなテキストメインが検索では伝わりやすいでしょう。
検索で探される前提より、広告など、準備予定のランディングページ単体以外の仕組みも重要に。
Q5.コンテンツマーケティングの費用対効果や成功事例、期間は?

時間はかかりますが、長期的には広告より費用対効果は高まります。
コンテンツ力で、顧客候補との接点を増やすべきです。
SEOも十分な新コンテンツ・改善まで勘案すると、半年〜はかかるとお考えください。
「ある意味数年はうまくいかない」との見解も。
共通の指標が出にくいのは、運営者のスキル、努力やコンテンツの内容、目標の大小にも左右されるからです。
「たった何ヶ月で確実に成功する方法」ですと、なんとも言い難いのは確かですが・・・。
「数年?上手くごまかしているのでは…」
そんな業者さんも無いとは言いませんが、簡単な目標ではないなら、本当に大変です。
SNSでも時間は要します。
数字にとらわれすぎず、「もう何もできない」とも思い込みすぎず、コンテンツと向き合っていくのが重要です。
効果に時間がかかる理由
一度コンテンツにふれただけだとまだ、傍観者、またはせいぜい見込客。
接触を重ねるほど、コンバージョン(目標達成)しやすい見込み客を増やせます。
- ブログ1記事の熟読
- 再訪問
- (会員登録)
- 複数コンテンツに納得、購入
即効性に頼ると、いつまでも裾野は広められません。
もっとわかりやすい成果物を…であれば広告を試されるのも一つでしょう。
広告も業者や本人のスキル等で、効果0になるパターンも。
コンテンツマーケティング成功事例を示す

「ノウハウや正しいコストで、成功に近づけます。」
また、自社商品やメディアとの相性も考慮済みです。
ちなみにコンテンツの成功とは、売上やアクセス数だけではありません。
もちろん「測定・改善」は行います。
コンテンツマーケティング、コストが月額30万円以上は28%、うち67.9%が「成果が出ている」
「コンテンツ戦略に強い有名業者に依頼するしか、効果ないのでは?」と引かれるかもしれませんが、統計から「(ノウハウを掴めれば)始めた企業は結果が出る」と見られます。
コンテンツSEO/ソーシャルメディア事例
Q6.どんなコンテンツを発信すればいい?
提案したいコンテンツ戦略を上司に伝えます。
「なるほど。これはターゲット受けするし、ホームページを活性化できそうだ。」と思っていただけるよう、共通認識を築いていきます。

ターゲットは・・・で、●●なコンテンツが刺さると思います。例えば「〜」というブログも自社商品むきです。
コンテンツのターゲットとコンセプト説明
好みやライフスタイルを既定する「コンテンツのペルソナ像(顧客像)とニーズ」を提案前に詰めておきます。

「東めぐ(35) 広報。好きな雑誌は〜、毎朝必ずプラウ通販を覗き…。」

ご都合ペルソナ、雰囲気頼りなコンセプト等は失敗します。
>>詳細は「ペルソナ」にて。
だから、こんなコンテンツが刺さると思います
「どんなコンテンツを発信すると共感されるか?」を説明します。
ペルソナが明確だと、コンテンツ案も自ずと見えやすいはず。
記事タイトルで具体的に示すと、目標にすべきオウンドメディア像が伝わるかと。
コンテンツ共通の体験を方針にまとめる
できる限り、ペルソナ設定やコンテンツ方針を全メディアとも一貫した体験にする必要が。
定めておくと、webでもオフラインでも、自信を持って発信できるはずです。
軸を決めると、望まない顧客への対応時間も節約できます。
SNSの方向性も決めよう
ブログ同様、目的・ペルソナ・運用体制を定めます。
ブログや自社Webサイトと同じ想定なら、流用できる部分も多いはず。
コンテンツ候補の提示例
- 比較系(商品理解を促進、後押し)
- お役立ち(潜在層)
- ネタ・流行・エモーショナル系(SNS拡散?)
詳細は「最強のブログネタ一覧」。
Q7.コンテンツマーケティングは重要そうだけど、売れているよ?

「うまくいっており、忙しい。コストが増えるだけでは?」

認知されると、発信下手な他社と差別化でき、多くのチャンスを生みます。
自社のカラーやメリットを、十分に伝えてください。
価格競争も避けられます。
自分サイズのブランドづくりに。
これからステージの皆様にこそ、ブランディングは超重要。
よく考えなくても、大手すらコンテンツマーケティングを駆使しているからです。
お困りでない状態であればこそ、追い詰め感のない挑戦もできます。
困窮すれば、流されがちになるので。。
Q8.人材不足。。ブログやコンテンツ作成の時間、どう作れば…?

SEOはページ数や特定の企業依存じゃない事例。

質の高いコンテンツなら、やみくもな大量投下は不要です。
メディア運営で疲弊しないためには、一つ一つを戦力コンテンツにする戦略を練るべきです。
物量で勝負できるか、すべきかは目標によるかもですが。。
「コンテンツ」が書けるほど、(本来余分な)メンテナンスコストも下がる感触は、ご実感いただけるはずです。
中小企業・スタートアップ・個人教室こそコンテンツマーケティングすべき!
コンテンツマーケティングは、「最初のファン」を集めるにもうってつけ。
個人的には、コンテンツ活用できない「これから期」の企業様が多い中で、スモールビジネスならではの自由度を生かしたメディアを作れれば、大きなチャンスがあるのでは、と感じます。
「お知らせ」「日記」「ヘンテコSEO」ブログすら抜け出せない状況を変えられれば、それだけでもアドバンテージが得られる期待が。
Q9.誰がブログ/SNS書くの?
「できれば自分で書きたくない」「難しそう」と思われるコンテンツマーケティング。
どんなやり方があるかを答えてください。
内製と外注のメリット/デメリットを伝えます。
完全内製
うまくいけば、最もローコスト。
ただ、どのメディア強化にも昔と違い、かなり難易度高いです。
内製の失敗事例 〜努力がずれて、ハイコストに。
- 中途半端な知識で「理解できた」と考えてしまう
- 当たり障り無さすぎてよく分からない発信に →自分らしい発信とは
- 企業の言いたいこと目線が強い
- Web担当者の自由度が低すぎる
- 分析なし
完全外注
執筆時間が節約でき、優良ライターに依頼すれば、自社でできない高度な記事を発信できます。
代わりに予算がかさんだり、発注スキル不足だと、大きなミスマッチや自社や実際の顧客イメージと違うコンテンツとなる場合も。
多少の企画力等をつけた後で、部分的な活用がおすすめです。
SEOもバズ系コンテンツスキルも、ライターにより千差万別なので。
個人事業や零細企業で「サービスと人物」がほぼ同等の場合は記事を書くことを外部の人間に投げるのは本当にやめた方がいいと思います。
1文字1円や2円で、あなたの内にある価値あるコンテンツを引き出して・・・なんてことはないでしょう。
「コンテンツ戦国時代で生き残るんだ!」という覚悟を…
ブログ記事を代行に書かせるな!
折衷案
コンテンツサポートを受けつつ、自走できるようになるやり方。
コスト削減のため内製化は気になるが、自力は・・・という方におすすめです。
Q10.コンテンツマーケティング制作の勉強やおすすめ本は?
マーケティングやブログスキルはどう勉強すれば??
戦力外ブログは、不良在庫に。小ぎれいな記事=SEO/SNSで選ばれるor伝わる要件を満たせた、とは限らないため要注意です。
最悪、ゼロから書き直しレベルだったり、リライト以外も必要だったり。
最初から出来がいいコンテンツは、リライトもしやすいんです。
勉強頑張ったりコンサル受けても、結果が出ない…
「素直じゃないから」とか「更新頻度をもっと!!」とかですか?」
まぁそんな面もなくはないのですが、、、怒られる?根性指導だけで得る気づきはわずかです。
別の相談者を探すと、もうちょっと幸せになれるかも。
大ヒットした「沈黙」シリーズ。コンテンツマーケティングの始め方から考え方までわかる。
Webマーケティング・Webライティング入門の決定版。
人気オンラインコンテンツを書籍化したもので、ハードボイルドなドラマを追うだけで、するっとマーケティングの基礎が理解できます。
その他コンテンツマーケティング本
全くマーケティングやSEO対策を知らずに読むと、わからない!と感じる可能性もあるようです。
つまらないと言われない!面白いコンテンツ企画に改善するには?
イメージ画像参考:ほっこりイラストレーターハイジさん、筋肉イラスト製作所さん、シンプルでユーモアあるイラスト mutsumiさん

「競合もコンテンツマーケティング(オウンドメディア)を始めるようだ。今のままで良いのか…」

「面白いコンテンツに変えるのは、大変そう・・・」
どこをでも増え続ける、ライバルコンテンツ。
アイデアが尽きたメディア担当者に、「あと1〜3段上」を目指すコンテンツ魅力アップ方法をお届けします。
1.図解/写真の充実
量産型コンテンツ的な、テキトーなフリー写真だらけまたは文章だらけのブログ。
自社の競合が大半その次元だったら、わかりやすい図解を入れるだけでもイメージアップできます。
2.イラスト・アイキャッチデザインのプロ発注
無料の効果はしょせん無料。ブランディングには、なるべく書き下ろしで自社や投稿コンテンツに合うイラスト・マンガの活用が望ましいです。
アイキャッチを注視されるわけではないものの、状況によっては没個性・チープ感解消でアクセスが伸びる可能性も。
タイトルヘッダーから文中の補完用まで、マンガ的ビジュアルは意外にもBtoB含めあらゆる業種と世代に愛されるでしょう。
3.取材と企画で「一次コンテンツ」を書く
楽すると効果に限界が出ますね。「情報だけならこたつでも作れる」と、やや認知されてきました。
(マインド的にも物理的にも)職場を飛び出し、しっかり取材やリサーチされたコンテンツができれば「どんぐりの背くらべ」から脱せるはず。
SEO/コンテンツマーケティングのサイト設計手順:作成〜目標達成の基礎知識
SEO/コンテンツマーケティングのサイト設計とはテーマやペルソナ、成約ポイントを言語化する準備方法のことです。
サイト設計はSE0でも一般コンテンツマーケティングでもブログの一貫性を守る上で欠かせないタスク。
ここではサイト設計の基本的な手順と考え方を綴ります。
- SEOに強いブログツール選定
- コンテンツマーケティング目標の決め方
- ペルソナ設定
- 各フェーズに合うコンテンツが選べる
- 最小限の文章構成力
- 広め方、アクセスアップ方法を知る
- 分析改善力・競合リサーチ(PDCA)
- 軽くサイト設計できる
- ユーザビリティ・サイトの導線向上できる
- 窓口を広げられる
コンテンツマーケティング目標を決める
始めるコンテンツマーケティングの、ゴール(どうなったら成功?)を長期目線と短期目線で決めます。
若干洗練されていませんが、まずは願望ベースでも、現状との距離感を知るには十分でしょう。
サイト窓口が広がる
常に、全て自サイトのSEO対策、ブログに依存する必然性も、またありません。
ブログ始め方 書き方からSEOまで▼
上司を説得できるコンテンツ企画提案書にまとめる
以上をコンテンツマーケティング企画書にまとめるのも良いでしょう。例えばこんな。
ブログ・オウンドメディア企画書の中身
- 始めるべき理由/課題
- 提案コンテンツの目的
- 成功時の効果(集客/ホームページ運営スキル)
- 顧客像
- 適切なコンセプト、コンテンツ候補案
その他参考記事
・・・気持ちだけ先行で。頑張って(?)参考にさせていただきます。
・企業がSNSマーケティングを始めるにあたって社内説得する方法
・業者ではなく本当のパートナーになる。運営堂 森野誠之氏に聞く地方Webマーケターの役割
企業のコンテンツマーケティングとは、集客術だけじゃない。失敗しない手順を知って始めよう
コンテンツマーケティングとは、ブログやSNS集客以外にもメリットが多い、自己ブランディングの一部でした。
いま特に困っていなくても、リスク対策にはおすすめ。
確かに、コンテンツマーケティングにおける売上効果の試算・保証がしづらいです。
(著名マーケティング企業は別かも。)
「うまく行くとは…」と一蹴されるかも・・・
ただ、現状維持で簡単に集客できるとは思えません。
ブランディングも、ハコを作っただけでは顧客に評価されにくいです。
SEOや購買心理的にも、磨かれたコンテンツが必要なのは間違いナシ!
コンテンツ1つ1つのマーケティングポテンシャルを大切に高めましょう。
あなたも上司を説得し、コンテンツマーケティング始めませんか?
検討をお祈りします🙏
わたしも越えるべき壁はいくつも残っていますが・・・。
当方もコンテンツ運営サポート可能です。
まずは双方にとってお受けできそうなオーダーかをヒアリングいたします。
私にお役に立てる範囲で、よく見る失敗を避け、「考え方」を身につける機会となれば幸いです。