「そろそろ会社ホームページリニューアルすべきか・・・
でも失敗しない進め方のポイントは?」とお悩みの方へ。
ブランドの成功を考えると目的設定、頻度、現状分析方法、手順と、広報なども重要です。
リニューアル目的がはっきりしない場合、成功させるには依頼前の注意点が、いくつかあります。
「ホームページがいかに会社の売り上げや広報に有効か、それとも失敗だらけか」
他社・他業種に流れた頃には後の祭り。
売上だけではない減点ポイントも。ホームページやブランドを刷新への「想い」がないと、失敗しやすいのではないでしょうか。
弊サービスではご意向や課題感を慎重に勘案します。
ホームページをリニューアル依頼する際のHP改修時期の判断基準を図解つきで説明。
目次
- ホームページリニューアルの致命的な失敗事例とポイント
- ホームページリニューアルの進め方
- 進め方1.Webサイトリニューアル目的やメリットのチェック
- 進め方2.Webサイトリニューアル 要件定義の決め方
- 進め方3.ホームページリニューアルのお知らせ・告知方法
- ホームページのリニューアル必要性診断 参考例
- 一般的なホームページリニューアルの刷新頻度とは?
- ホームページのターゲットが曖昧:リニューアル必要
- サイトの表示崩れ: リニューアル度中
- SSL化していない:リニューアル度「は」高。SSLの必要性とは
- ホームページがスマホ対応していない:高
- ホームページ更新が不便:リニューアル度やや高
- 現ホームページが失敗中:リニューアル検討
- ホームページのデザインや内容が悪い:リニューアル検討
- コンテンツが薄い
- 架空ホームページのリニューアル目的診断
- ホームページリニューアル予算の相場とおすすめ制作会社
- ホームページリニューアル、内製と外注どっちがお得?
- ホームページリニューアル企画書の書き方
- ホームページリニューアル進め方・注意点 まとめ
ホームページリニューアルの致命的な失敗事例とポイント
むやみなホームページリニューアルは、アクセスダウン、印象ダウン、離脱者アップ・・・など逆効果に。
こんな失敗事例も報告されています。
滋賀県、ホームページのリニューアルに失敗。。
- 古いURLがリンク切れ
- 設計が悪い
- 使いにくい
- 画像が荒い
リニューアル失敗を防ぐ方法
ホームページリニューアルのありがちな失敗を防ぐには、
- リニューアル目的をしっかり考える
- リニューアル計画力
- 最適な業者選び
- 業者任せにしない情報や意見の共有
- 適切な意見やアイデアは柔軟に取り入れる
などが大事なポイント。
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Webサイトをすぐに改善・リニューアルするのではなく、目的や計画などしっかりとした骨組みを作ってから実行する
Webサイトリニューアルの成否を分ける「要件定義」のプロセスとポイントを徹底解説
ホームページリニューアルの進め方
貴社ホームページリニューアルが確実に失敗するのは、スマホ表示やおしゃれにしたいだけ、など【無目的な進め方】をしてしまうこと。
現状分析やすべきことをまとめなければ、あとで面倒な問題が起こりかねません。
下記の4ステップをお手本に、なるべく簡単にわかりやすい進め方をご案内しようと思います。
サイトリニューアル成功のカギを握る「4つの確認事項」とは
- 組織におけるWebサイトの役割
- 数年後を見据えた「目指すゴール・ありたい姿」
- リニューアルの目的
- 事業計画との整合性
失敗しないリニューアルの進め方
- ホームページをリニューアルすべきかチェック
- ホームページの役割確認
- 理想の未来(あなた)
- リニューアル目的
- リニューアルの方向性を再点検
- 導入するホームページ更新システムやカートプランを選ぶ
- コンセプトとペルソナ決定
- 情報・素材整理
- 使いやすさのリニューアル(主に制作会社)
- リダイレクト
- 印刷物などを刷新して統一
- リニューアル完成を告知
リニューアルの事例記事
当方が全く同じプロセスとクオリティ、対応範囲とは行きませんが、「ロゴ、Webサイト整理、ポジション・コンセプト策定、UI/フォーム改善、SEO内部対策精査・分類など課題改善、リダイレクト」などは実際にご相談いただけます。
進め方1.Webサイトリニューアル目的やメリットのチェック
Webサイトをリニューアルするメリット
もしお持ちのホームページが、
- 作ったばかり
- 需要や強みを踏まえたペルソナが明確
- HP・販促物でコンセプトやベネフィットが的確に表現されている
- スマホ表示/SSL設定済み
- WordPress/適切なカート導入ずみ
- 十分な集客ができている
- 中身が充実している
のでなければ、まずは以下のリニューアル目的を一通りチェックしてみてください。いわゆる現状診断です。
ホームページの役割
リニューアル検討中のホームページが
- 今までどんな目的が果たせていたか、
- これからも同じか、何か変えたいのか
をチェックすると、リニューアル企画書やご相談時にも便利でしょう。
例えば、
・企業ホームページとブログが2つあるけど、このまま分けるべきか?
・今は業務用だが、商品的に高感度な女性向けにした方が売れるだろうか…?
など、疑問や変えてみたい役割などをはっきりさせます。
進め方3.理想の未来を決める
もしホームページがもっと良くなったら、何を得たいですか?
Webそのものが理由じゃなく、今のビジネスやお客様、価格体系などが、理想と違うのではありませんか?
- 「こう思われたいのに…」
- 「いつか〜なりたい」
「数字、あり方、ポジション・・・」などで、なるべく言語化しておきましょう。
ホームページリニューアル目的を決める
ホームページリニューアル後の目的を定めます。
大抵は【集客・採用・再ブランディング・業務効率化】のどれかになるでしょう。
なお、今まで目的が特になかったなら、このタイミングにぜひ設定すべきです。
「理想はこれくらいお客様が来たら・・・」など数字もとりあえず出してみましょう。
進め方2.Webサイトリニューアル 要件定義の決め方
「サイトリニューアルのSEOリダイレクト/移行/引越し方法」でも触れたように、(カートなど特殊な要件があれば)導入システム選びは重要です。
なるべく慎重に進め、ネットショップならネットショップに強い業者さんなどがいいかもしれませんね。
(vネットショップ開業におすすめショッピングカートの選び方/比較 2021年 base/MakeShop/Shopify。)
私自身も、カート変更と機能カスタマイズの要件定義に携わったことがあります。
その経験から、SEOだけでなく不要なこと、どちらでもいいこと、あったほうがいい機能・・・・など検討ポイントがとても多く、ASP型カートとプラン選びすらもかなり迷われると思います。
そこで、今の私の認識では、(よほど特殊なことを実現されたいのでなければ)高額になりがちな独自開発はあまりおすすめしていません。
ただ、中小規模ネットショップまでの知見とはなります。
より深堀すると、下記のような記事が勉強になるかと。
参考
既存のホームページ情報・素材を整理
長年運営したホームページは、複雑化したいびつなビルになりがち。
お持ちの情報や気づき、ご要望を共有いただき、制作会社の方でわかりやすい構成を目指すステップです。
全体の構成を見直し、サイトマップというページの構成案も作ります。
ご自身で重要だと感じているページをお伝えいただき、さらなる取捨選択、的確な新構成のご提案へ繋げます。
また、著作権や画質問題などで使い回せないイラストや素材がある可能性も。
新たなイラスト発注や撮影が必要になることも十分あるので、過去データやホームページ要件の確認をお願いいたします。
ホームページのUI・利便性改善
基本的にはホームページ制作会社側で、使いやすくリニューアルいたします。
お問合わせ率をあげたり、わかりにくくてホームページから逃げる人を減らす取り組みです。
名刺やチラシも刷新し、ブランディング強化
合わせて、名刺やパンフ、チラシ、パッケージなどもリニューアルするホームページに合わせて刷新し、ブランディングを統一しましょう。
お店・販促物・商品、全てのブランディングが違っていては「ホームページはこんなお店と思ったのに😞」と、イメージダウンに。
URLや基本情報の刷新もお忘れなく。
メール案内の定型文などもチェックしてください。
サイト移転手順(SEOリダイレクト)と移行先の制約などを確認
ドメインやページが変わる場合、基本的にはSEO順位が下がりにくいよう、リダイレクトというSEO対策を行います。
今まで培った重要で価値の高いコンテンツやページのリダイレクト(URLの転送)をすれば、SEOも安心。
商品Aページから新システムの商品Aページへ、など(可能なケースでは)なるべく転送作業を行います。
Googleに「このページ、こっちに移したよ!」と伝えられるやり方は「301リダイレクト」を使用。
分からなければ、制作会社への依頼部分となります。
リニューアル時も同じドメイン推奨。
上記のリダイレクトをかければ、仕組み上はドメインごと変えても【ほぼ】これまでのSEO評価を引き継げます。
ですが、「なんとなく変えたい」程度ならドメインは使い続けるのが、作業も心配も少なく安全です。
ブランディング的に合わない、
ドメイン名が意味不明(aramakijake.comというウェディングサイト、など)、
実は無料のサブドメインだった・・・
といった場合には、変えられた方がいいケースもありますが・・・。
*完璧に今のホームページの検索順位などを引き継げる訳ではありません。
SEOリダイレクト方法
具体的なサイト転送方法は、以下記事で確認ください。
引き継ぎデータや文章類の確認
まるごと移行する商品ページなどホームページの材料をチェック。
進め方3.ホームページリニューアルのお知らせ・告知方法
ホームページリニューアルが完成したら、告知を忘れずに。
自社ホームページ・SNS・プレスリリース・DMなど、複数の手段でお知らせしましょう。
ただ、お知らせという範疇であって、無意味な準備中・工事中ページは必要以上に見せないようご注意を。
ホームページリニューアル準備中のお知らせ文サンプル
リニューアル最中やオープン直前の時期も、お客様に案内するパターンがございます。
いくつか、よくあるケース別に例文をまとめました。
サイトオープン前に使える「移転作業中のお知らせ」
平素は〜社のホームページに訪問いただき、ありがとうございます。
現在ホームページリニューアル中につき、ページ表示に問題の起きている可能性があります。
ホームページ改修中のため、何卒ご了承ください。
今後とも弊社ホームページをご覧頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
※ご使用ブラウザの「キャッシュクリア」により、正常に閲覧できる場合がございます。
不具合の解消に努めてまいりますので、今しばらくお待ちください。
なお、実店舗とブランドサイト、楽天店は通常どおりオープンしています。
その他連絡先
シンプル文書例
移転作業中以外でも幅広く利用できる、短いお知らせ文書の書き方。
お客様各位
いつも弊社、**会社のホームページを訪問くださり、ありがとうございます。
現在、弊社ホームページはリニューアル作業中です。
大変ご迷惑をおかけしますが、リニューアルオープンまで今しばらくお待ちください。
システム刷新による不具合が予想されるお知らせ例
サイトリニューアルに伴うメンテナンスのお知らせ:2022年4月1日(火)12時〜14時
当社ホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、ホームページを4月1日付けでリニューアル予定です。
つきましてはサイトリニューアルに伴い、下記日程でメンテナンスを実施いたします。
【メンテナンス期間】2022年4月1日(火)12:00 ~ 2022年4月1日(火)14:00(*状況により時刻は前後)
システムメンテナンス中は当ホームページへのアクセスを一時休止します。
リニューアル作業中は各ページの不具合が発生する可能性がございます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願いいたします。
ホームページリニューアルの告知メール 例文
トップページのお知らせ、メルマガ案内などに便利な告知のサンプルメッセージを加筆しました。
ABショップ ホームページリニューアルのお知らせ
株式会社○○○は、本日よりWebサイトをリニューアルいたしましたので、お知らせいたします。
今回のリニューアルでは、皆様に見やすくするとともに、○○や○○コンテンツの充実化も図りました。
リニューアルにともない、ホームページのURLを変更いたしました。
ブラウザの「お気に入り」や「ブックマーク」に登録されていた場合は、新しいページのURLへご変更をお願いいたします。
今後もABショップでは、機能や内容で、より充実したホームページを目指してまいりますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。
株式会社○○○
新URL:http://www.hoge.jp
ホームページのリニューアル必要性診断 参考例
アクセス解析ツールを適切に導入ずみで、Web担当者やマーケティング担当がいたり、ご自身で初歩的な解析スキルをお持ちなら、社内でも多少の診断ができます。
「アクセス解析」はホームページリニューアルでもお役立ち。
人気ページや現在の見られ方、どういうところから来ているか、などわかると捗ります。
ツールは【ホームページ自体の課題分析】に強い、グーグルアナリティクスとサーチコンソールを主に使います。
例えば、「アクセス数の多い少ない」だけでなく、「トップページしか見られていない…💦」などアクセスの質が悪いならリニューアルすべきかも、といった判断をしていきます。
他には、お客様からの声やアンケートなど、なんらかの適切なデータ、情報があると望ましいです。
リニューアルにより良質な判断ができますが、難しければ不要です。
マーケティング・サービス分析も
多角的に現在の問題を探すため、以下ポイントをチェックします。
ホームページ課題が
- 現在の事業・商品と変わりいないか
- 成約率を上げたい
- アピールポイント・ターゲットを変えたい
- 競合との差別化は、できているか
- 画像のクオリティ、魅せ方に問題は?
- どんな機能が足りなくて困っているか
- リニューアルした方がわかりやすくできるのでは
ビジネス、商品、Web全体で
- 価格や立地、サービス内容はこのままでいい?
- 今ネットにないベネフィットは?
- お客様にまだよく知られていない強み・誤解はないか
- 直接は言われないが、お客様にご不便をかけていそうな点はないか
「本来の魅力を届けやすくする」はできても「売れないものを売れるようにすること」は難しいです。
自己評価でなく、客観的にサービスを見直すのが失敗しないポイント。
どうしても難しい方は、あまり分析できなくても構いません。
ただし、それなりに提案力や分析力がある、良心的な業者さんを選びましょう。
それでも、現状が見えない部分はできてしまうかもしれません。
一般的なホームページリニューアルの刷新頻度とは?
最適なホームページリニューアル頻度は?何年ごとに刷新するべきでしょうか?
リニューアル周期は「平均6.4年」BtoB企業のコーポレートサイト事情
調査によると「6年程度」だそう。ギリギリ時代が変わりかけるくらいな頻度ですね。
ホームページは、どうしても技術やトレンドなど変化に左右されやすい資産。
時代錯誤すぎないか?は気にした方が資産価値を守れます。
ただ、基準が頻度だけだと、重要なポイントがおろそかになるため、よく考えましょう。
ホームページのターゲットが曖昧:リニューアル必要
お話したように、ターゲットは全員!ではなく、理想のお客様に合わせたホームページであることが重要。
文章からデザインまで、ペルソナさんに最適なサービスであると伝えられていますか?
「なんでもできます」「女性向けなので適当に女性向けデザインにしました」ではそれが達成できていません。
現状ホームページコンセプトがあやふやな恐れが。
「裕福なシニアにも、小学生にも、経営者にも刺さる製品やホームページ」はあり得ないです。
ホームページペルソナの決め方
ホームページ活用全般にも応用できる参考記事です。
ご自身だけでは決めかねる場合、ブランディング提案ができる業者様を選びましょう。
サイトの表示崩れ: リニューアル度中
「レイアウトが崩れたり、表示されなくなったけど、自分で直せない…。」
放置すれば信頼されにくくなるでしょう。
改善するには
- 主なブラウザ(ChromeやSafariなどWebを見るソフト)表示対応ができていない
- レイアウトが悪いだけ
など、ちょっと修正すればいいか、リニューアルしたほうが早いかも様々です。まずはプロに相談されるといいでしょう。
SSL化していない:リニューアル度「は」高。SSLの必要性とは
SSLとはWebサイトの暗号化でセキュリティ保護するインターネットの仕組みです。
常時SSLとは、一つのWebサイト全ページをいつもSSLで閲覧させるという意味です。
常時SSLの必要性
10年くらい前(もっと?)まではSSLってメールフォームやECカート内ページ以降にのみつけるのが定番でした。
ですが、年々セキュリティ問題が増え、「サイト全体を守るべき」との見解に変わったんです。
また、【SSLだけ】が問題なら、サーバによっては標準で付きますので、サーバ変更だけでもいいでしょう。
自分で契約変更や移行作業さえできれば、業者も不要。今やSSLは、有名サーバなら標準装備がほとんどですから。
SSL化は「ホームページリニューアル目的のほんの一部のポイント」に過ぎないのです。
ホームページがスマホ対応していない:高
PCで見られるホームページは、20年前の制作でも一応はスマホで閲覧できますね。
ですが、スマートフォン最適化するとPCだけが想定されたウェブページをスマホ向けの自然な見栄えに変更できるんです。
スマホ対応には、
- SEO上好ましくなる
- ユーザーのサイト離脱が減る
- HTML・CSSの見直しでメンテナンス効率アップ
の3つのメリットが。
スマホ表示対応だけで集客やブランド課題が改善するわけはありません。
まるで「レスポンシブ/SSLやWordPress制作」を依頼さえすれば解決するように言う業者にはご注意を。
Webサイトをスマホ対応する具体的な方法
ワードプレス導入 | 新サイトをレスポンシブデザイン対応のワードプレステーマで作ると、コード書くスキルなくても最低限のスマホ表示が簡単です。 |
---|---|
PC用・スマホ用ホームページを分けて作る | スマホ専用ページを別途作って対応するタイプ。URLがPCと携帯で変わるので、.htaccessなどでリダイレクトさせ振り分けます。
作業量が増えるので、あまり使われない方法。 |
自力レスポンシブデザイン | HTMLやCSSを1から書いたり、ワードプレスを細かくカスタマイズすることで表現力やメンテ性・表示体験を上げる作り方。
メディアクエリという手法を使います。依頼されるのがおすすめです。 |
既存のホームページのデザインを引き継いでスマートフォン対応にするには
「リニューアル費用もないし、大掛かりな作業は時間もかかる。
レスポンシブ化・モバイル対応だけって、安く簡単にできませんか?」
とお考えの方へ。
やはり古いホームページだと、そもそもPC表示の記述法やデザインにも問題山積なケースは多いと懸念します。
まずはご相談ください。
ホームページ更新が不便:リニューアル度やや高
- ちょっとした更新にも時間がかかる、共通部分の変更も大変
- 表現力、機能が不満
- 特殊なソフトで使いにくい、別ツールに移行もできないと知って不安に
こんな場合、WordPress(ワードプレス)や優良なカートにすると、業務効率化できます。
実は、適切なシステムやカート選定には知識が必要。
ホームページビルダー、アメブロ、無料ホームページなどのままで規模が膨れ上がると、リニューアル予算も普段の更新も負担が増えます。
モノによっては引継ぎできないor大変などリスクが多く、規模が大きくないうちのリニューアルがオススメです。
現ホームページが失敗中:リニューアル検討
アクセス数が少なすぎるホームページ
今のアクセス数が月間200PV(ページビュー数)以下なら、確率論的に集客できる人数もよくて数名しか見込めません。
もしそこそこ集客できているなら、現状ではホームページの集客力はあまり関係ない可能性が。
ウェブ活用に力を入れるなら、集客数アップや訴求力が重要です。
なお
- 月間200PV以上だからリニューアルしなくていいんだ・・・
- 月間100PVだからリニューアル必要か・・・
といった、単純すぎる自己流の判断は危険です。あくまで参考の参考にすぎません。
今の「売上の方程式」は健康的?
自己診断には【ホームページのアクセス数×成約率×客単価×購入回数】という「売上の方程式」に当てはめ、どこの改善が重要そうかを推測してみてください。
4つの数字、どこがどれだけ改善できそうでしょうか。
売上目的から逆算すると、「お問合わせ率をよくしたい」との課題感が、「やはりアクセス数アップも必要そう」となることも考えられます。
- 成約率:
アクセス数からどれくらい割合でカート・お問い合わせに繋がったか - 客単価:
一回の購入価格。1時間のレッスン費が3000円なら3000円。 - 購入回数:
同じ人が、どれだけ自社商品を買い続けているか?リピート数。LTV(障害顧客価値)といってもOKです。
ホームページ活用の節約ポイントは適切?
SEO対策にコンテンツ力、デザイン、使いやすさなど、ホームページ制作を全てマスターするには何年もかかります。
見栄えがおしゃれなだけでも、あまり売上にはつながりません。
まずはコストダウンとリニューアルで期待できそうな効果のバランスを考えてみてください。
ホームページのデザインや内容が悪い:リニューアル検討
- ホームページ内で迷子になる
- 主要ページにたどり着くのに、3クリック以上必要
- 重要なことが伝わらない
- コンセプトやベネフィット、ブランディングが弱い
- 数百文字ほどの説明しかない
- ダサい、気に入っていない、ペルソナ不明
こんなホームページは現在が「失敗」中で、リニューアルが要りそうです。
デザインで売上は変わります。
また、ブランディングできるホームページへのリニューアルにより、更新のモチベーションだって上がるかもしれません。
良質な文章もホームページ効果が上がる
ホームページに使う文章は、誰でも書けます。でも「わかりやすく・ブランドイメージに合う・売りやすい」文章には技術が必要。
プラン次第ですが、当方でもライティングの大幅なサポートを行なっています。
もちろん、広告賞受賞するような保証まではできかねますが。
そもそもホームページ制作・デザインも要スキルなので、ライティング支援がない業者もまだまだ多い印象です。
サイトコンテンツを内製する場合、自力でページの完成原稿(あとは流し込むだけ)を用意しなければなりません。
人が読まないページをカサ増ししても無駄です。
【良質なコンテンツ】で充実させ、運営に注力してください。
コピーとライティングは初期段階でリニューアルプロジェクトに含める
下記記事は、UX(使いやすさ)ライティングについての提言ですが、リニューアルサイトで使うコンテンツ全体も、ある程度早めに文章構成のアタリをつけておいたほうがいいでしょう。
【文章はホームページデザインのオマケ】ではありません。
今の所、当方では「まずは点線レベルの文章」をワイヤーフレーム(ホームページの設計図)作成時から想定することも多いです。
「これはダミーですこれはダミーですこれはダミーです・・」的なテキストだらけ、だと、場合によっては予測が外れやすかったり、その枠に縛られるデメリットを感じ、こうなりました。
詳しくは、ご依頼いただくとわかります。
Web サイト制作のワークフローで、コンテンツは後で考えても良い風潮が生まれてしまったかもしれません。
……デザイナーが片手間でできるほど楽なことではありません。
意外と知らない? UXライティングとコンテンツ戦略の密接な関係
ちょっとした工夫のためのライティングではなく、組織でライティングの質を上げていくための取り組みに興味を持ち始めたのであれば、コンテンツ戦略について学ぶことをお勧めします。
コンテンツが薄い
資産価値のない内容ばかりなら、ブランド設定や集客力に問題がありそうです。
ブログだけなら運営スキル習得で済みますが、書き直しで済むかは様々。
「今の記事を改善しても・・・」という場合、もろもろ作り直したほうがわかりやすくなってしまうほどかもしれません。
それ以外にも、ホームページ全体やサービスの見直しも失敗している可能性は十分あります。
内部SEO対策が弱い
SEOに不利なので、全ページのtitle・descriptionタグ設定が全て一緒など、最小限のSEO対策が弱いなら、直せば多少は流入アップになるかもしれません。(他にもありますが)
もし本当にその程度の理由なら、あなたさえ修正できればリニューアルは不要かもしれません。
知識がない、やってみたけどできなかった・・・場合はおそらくブログ運営も不十分な状況。
SEO基礎だけでも信頼できる業者に相談、またはご自身のSEO・ブログ運営スキルアップが必要です。
ホームページを更新していない
SEOはある程度、更新されているホームページが順位評価されやすく、1年以上の放置は未来のお客様さえも、不安にさせています。
また、更新がなければふつうは繰り返しアクセスしてきません。
これが、じわじわ成約数や売上にも影響してきます。
架空ホームページのリニューアル目的診断
ここでは、上記のリニューアル進め方に沿って、実際のプロジェクト進行イメージを理解してみましょう。
地元で愛されるショップA様。
でも、「あともう少し、お客様くると良いけど…」
10年前に100万円で作ったホームページは、スマホ対応こそしていないものの、確かにデザインはオシャレ。
でもコンテンツが薄く、実際のお店のイメージとも違っていました。
アクセス数もわずかで、ホームページは集客にさほど貢献できていないとも判明。
現在のターゲットも「女性全般」と、広すぎです。
以上の結果から、このショップなら
- スマホ表示
- お店の強みや方向性とホームページ、各テイストを揃える
- 強みが活きるペルソナ設計で、特定層への競争力を高める
- ブランディングを(現状よりは)しっかりする
- 公開後も、良質な情報発信をする
ことが必要なケースです。
ホームページリニューアル予算の相場とおすすめ制作会社
ホームページリニューアル予算は、実現されたい内容やクオリティ、システム次第と業者次第。
ただ、基本的には新規ホームページ制作をするのと同じ価格水準となる点は共通です。
予算だけで決めないホームページ制作会社の選び方
予算も大切ですが、できるだけオリジナル設計のできる制作会社を選びましょう。
また、ホームページ制作会社によって強み・弱みが変わります。
- テンプレートに、申し訳程度のバナーや写真をはめ込むだけ。
文章サポートも不可。 - 紙系グラフィックメインで、Webの見せ方に弱い
- WordPress化してくれるだけ
- マーケティングが強い分、ブランディングが弱い
- デザイン性が非常に高いぶん、マーケティングやライティングが苦手
- 「●●業界専門制作会社」なども、やはりサービスの中身次第。
と、強みが限定的なことも。サイトリニューアル目的にあった選択が必要なんです。
10万円台の格安予算では、どの効果もほぼ期待できないでしょう。
「資格」もあまり何かの証明にはなりません。
失敗注意。危険なリニューアル依頼先まとめ
知り合いに頼む
判断者・紹介者のリテラシーが低いとマッチングできない落とし穴。
地域の「実績豊富なホームページ制作会社まとめ記事」
え??な業者も多く並ぶ。
「マーケティングなら!」的な誘い文句があってもきちんと取材できているわけではなく、業者サイトの鵜呑みレベルの記事・・・ということも。
奈良+ホームページ制作などの「一度は思いつく?」地域系の検索結果
謎に被リンク数を稼げているサイトや、上記の不審なおすすめ業者サイトに掲載されまくっているだけかも。
検索ワードによって、順位の高さは健全性の証明となりえません。
どこかに決めないと前に進めませんが、「雰囲気だけ」じゃないかもご検討を。
ステージアップ目的だと、課題解決やブランディング提案に明るい業者が、リニューアル成功に繋がります。
リニューアル予算やコストを減らすポイント
なお、
- 用意できる情報や素材をまとめておく
- 使える情報や人気コンテンツを活かす
- 律儀に全ページリニューアルはしない(低品質なページを諦める)
ことで、スムーズな進め方になり、予算アップも減らせます。
ホームページ制作会社の費用相場は別記事が詳しいです。
ホームページリニューアル、内製と外注どっちがお得?
リニューアル内製のメリット
リニューアルを内製すると、「業者への説明・コミュニケーションコスト」は下がり、前提や情報のシェアが楽になるでしょう。
また、Webスキルも表現力などもある理想のスタッフがいたら、分かりきった商品説明をスピーディかつ適切に見せることが叶います。
内製のデメリット
とはいえ、デザインやブランディング、マーケティングスキルなど一人で兼ね備えた人材は稀有。
やはり「素人っぽい・・・」「Webスキル不足でできないこと・無駄な作業が多い・・・」「特色は良く知っているのにうまく表せない…」など、行き詰まりが起きやすくなってしまいます。
ホームページリニューアル企画書の書き方
リニューアル企画書の書き方とテンプレート
難しい細かな企画書は他社記事でお任せするとして、当記事ではシンプルな、以下ポイントに絞った企画書をオススメしておきます。
- 提案の背景・課題
- リニューアル目的
- リニューアルのメリット
- サマリー
- 予算(制作費・運用費)
- 進め方
- 現時点の想定ターゲット(今後の期待感がある顧客イメージ)
- リニューアルやリブランディング成功事例(プラスアルファ要素)
現状ホームページの課題サンプル
企画書は、このように性質面とデータ分析面から、論理的に改善ポイントをまとめましょう。
- 多くのページで直帰率が90%以上
- 理想の成約数にするにはアクセス数がかなり不足している
- 離脱しないはずのページで離脱者が多い
- 社内スタッフのみでは、商品説明やアピールがうまくいっていない
- サービスの独自性を高めたい
リニューアル目的
目的の決め方も、同様に課題と希望を交え、数字なども含めると理想です。
- 直帰率の異常に高いページやページ数を軽減する
- 最低限の内部SEOを整え、本来とれるはずのアクセスを改善する
- 迷わないホームページでサイト全体の回遊率をアップする
- ブランディングで長期的な競争力を
- コンテンツマーケティング(自社ブログなど)を開始し、必要なアクセスアップを図る基盤に
*直帰率改善:大きな目標よりは「一応気にする部分」とした方がいい可能性も。
リニューアル予算
相場感や候補制作会社のメリットデメリットなど、わかる範囲の情報。
職場環境にもよりますが、難しくてもあやふやにすぎない方が、企画が通りやすいかもしれませんね。
想定ターゲット(これから)
もし現ターゲットが「不明確・商品に合わない・売れない要因かもしれない」場合などは「リブランディング」といってターゲットそのものも新しく作り変えるマーケティングも有効です。
そこで、「今後どんなお客様だったら良さそうか」を定義してみてください。
当方では(プランにより)ペルソナ設計サポートご提案もいたします。
ただ、まずは自社内で認識を統一いただけるとスムーズかと思います。
Web担当者の仕事を再評価いただくチャンスでもあるかも
何年も同じようなこと続けている気がする。スキルアップできているのか…?
担当側も、おそらく経営者側も、溝の生まれやすいのがWebサイト運営。
現状ホームページに疑問を感じつつも、なんとなくやり過ごせてしまう会社も少なくないかとは存じます。
でも「何か違うような…」その違和感、当たっているかもしれません。
最初から優秀なweb担当者は少ないです。
どうせならプロジェクトをしっかり進め、評価アップも目指しませんか?
まずは、できる限り依頼内容を明確にしましょう。なるべくお客様の幸せにつながるように。
ホームページリニューアル進め方・注意点 まとめ
現行ホームページ失敗のサイン
- レイアウトが盛大におかしい
- ホームページ集客力不足
- ブランドを表現できていない(デザイン、文章etc)
- 中身が薄すぎる
- ターゲットとコンセプトが弱い
- ホームページ制作ソフトやショッピングカートが使いにくい(当方でも、好ましいカートプランのご提案は可能です。)
- スマホで見れない
サイトは、現行ホームページのほうが失敗していそうです。ぜひリニューアル相談を。
「軽傷」ならサイト部分修正を含めて検討
そうでなく、
- 部分修正やSSL化のみ
- ホームページ放置問題やブログ集客力の強化のみ
こんな状態なら、部分的な修正が有効でしょう。
HPリニューアルすると、更新意欲が上がることも
軽傷でも、見栄えが更新モチベーションに影響していることもあり得ます。
「どうも更新したくならない」という方は、リニューアルで良いサイクルが起きるかもしれませんね。
以上、失敗しないリニューアル方法や頻度の判断ポイントでした。
エイプリルデザインのリニューアル基準
やはり改善や分析が難しい方は一度、ご相談ください。
もちろん、ホームページリニューアルご相談をお受けする際には、
- アクセス数データや集客状況(わかる範囲で)
- デザイン・ブランディング面
- 商品の伝わり方
など、見た目からもデータからもよく分析し、慎重におすすめしています。
つまり、(有効なデータなどあれば理想ですが)自分でうまく現状分析できない場合でも、ある程度の判断とご提案が可能です。
公開後のWeb運用が不可能なら、無理にリニューアルをおすすめしていません。
内製化支援はご相談いただけますが、社内にもゆくゆくはHP活用できる見通しがなければ、いわゆる「看板サイト」に成り下がってしまうことを危惧するからです。
とはいえ、商品やサービスの気づき、業界知識は自社がプロ。なるべく情報共有いただけると、適切にヒアリングできます。
現在の失敗の改善が突破口と信じ、真剣にご提案します。